<コースタイム>
8/8(土)朝のうち雨のち曇り
金木戸発電所第一ゲート7:30—小倉谷出合11:00—打込谷手前の壊れた橋(ここで入渓)13:00 —1,450m付近ビバーク・サイト15:30
8/9(日)夜半から朝にかけて雨のち曇り
ビバーク・サイト7:30—センズ谷出合9:30—蓮華谷出合13:00—抜戸沢出合15:30
8/10(月)晴れたり曇ったり
抜戸沢出合7:30—双六池との二股10:30—双六岳13:00—双六小屋14:00—新穂高温泉20:30
<メンバー>
上級ガイドを目指して沢登ポイント獲得にいそしむ此原リーダーと10年の眠りから目覚めた?老兵フルムラの2人
<記録>
双六岳に源を発し、黒部五郎岳~三俣蓮華岳~笠が岳にわたるエリアの水を集める双六谷の特徴は、何と言ってもその豊富な水量。そしてかつてその水が運んだであろう累々たる巨岩群にある。
ガイドブックには「技術的な難しさは無い」とある。が、次々と現れる巨岩と瀬に対して、そのまま際をへつるか?渡渉して対岸から行くか?それとも、巻いちゃう?を都度判断しながらの遡行は、登攀的な難しさは無いものの、まさに沢登りの技術と言うか経験値が試される。(あんまり試して欲しくないのだが)
その水量&巨岩も抜戸沢を過ぎるとぐっと少なくなり、双六池との二股に近づく頃には北アルプスらしい開けた明るい草原が現れてくる。この二股を左にとり、草原の中を双六岳に突き上げて今回の遡行は終了と相成った。
3日目のこの日は双六池でテント泊のつもりだったが、コロナ対策下の張数制限で張らせてもらえず、止む無く新穂高まで下山した。
追って
双六谷は「北アルプスの沢」のイメージに反して、岩が結構ヌルっているのでラバーソールでの遡行はお勧めしない。(ラバーソールで苦労した此原リーダー談)
(フルムラ記)