2019年スイス山旅② セガンティー二小屋へのハイキング

ムオタス・ムライユからの風景

スイス山旅①に続き、9月17日~9月19日の山旅を報告します。報告:K子

9月17日
ルガーノからイタリアのティラーノまで ベルニナ急行のバス版である 「ベルニナバス」に乗り、ティラーノからは旅の目的の一つ「ベルニナ急行」に乗りました。

宿はサンモリッツ近郊の「ポントレジーナ(Pontresina)」という町に4泊。
鉄道に乗るついでに歩くか!ぐらいの気持ちでしたが、サンモリッツ周辺の山歩きとても気に入りました。


9月18日
今日はムオタス・ムライユ(ケーブルカー利用で標高2445m)から、アルプ・ラングアルトという所までほぼ平らな道を歩くお気楽2時間コースを計画していた。でも、出発地点でドイツ人の老夫婦に「トラバース道を歩くより 1時間余計にかかるが、セガンティーニ小屋へ登るほうが断然よいよ!」と言われ、行ってみることにする。

黄マルが出発地点ムオタス・ムライユ
  青マルがセガンティーニ小屋 ピンクマルが到着地点 
その麓にポントレジーナの町がある
ムオタス・ムライユから出発 まずは谷に下っていき
その後、対岸の山の斜面を登っていきます
谷底から登り出します
振り返った景色
空気は爽快で心地よい
対岸を登りきると・・
遠くにサンモリッツの町と山々が現われました
小屋までもう少し 
出発地点で会った老夫婦が先導してくれます 
チャーミングなご夫婦でした 私達もこうなりたい!

アルプスの画家セガンティーニが風景を愛した
セガンティーニ小屋(標高2732m)にやってきました
老夫婦にオススメいただいてよかった 
小屋からの風景
2日後に、右側の山から谷を歩くことに(長かった)
小屋からの風景 これから向かう道です
セガンティー二小屋を何度も振り返ってしまった
本当によいところでした
アルプ・ラングアルトまで下りてきました
アルプ・ラングアルトから先の風景 
私はセガンティー二小屋から下ってしまいましたが
山の上にトラバース道があって周遊できたみたいです
アルプ・ラングアルトの小屋でお茶した後
ポントレジーナに降りていくリフトに乗ります
このリフトが急でこわくて・・ でも楽しくて・・!

3時間ほどの行程のはずがゆっくりし過ぎて、ポントレジーナに着いたのは16時になってしまった。すごい山を登ったわけではないが、満足度が高かった。老夫婦に感謝!
スイスの山を登っている人って、皆、がつがつしてなくて、マイペースに山を楽しんでいる。スイスでは、空気や光だけでなく、出会う人にも心地良さを感じる。
スイスマジックですかね!!!

山行報告は終わりです。

以降は余談① 
9月19日の行程
今日は少し、膝に違和感があるので、ハイキングはやめて、ホテルでもらった交通機関無料パスを使って、3つの展望台を巡ることにした。
各所、すごい場所ですが何となく物足りない。やはり歩くほうが楽しいみたいです。
まずは、ベルニナ鉄道に乗って、デイアヴォレッツァ駅⇒ロープウェイで デイアヴォレッツァ 展望台(標高2973m)へ。

デイアヴォレッツア駅とベルニナ急行
デイアボレッツア展望台
こんなふうに氷河を間近に眺められます
でも、なんか物足りなくて、すぐ下山しました

続いて、ポントレジーナに戻り、バスとロープウェイ2つ乗って、コルヴァッチ展望台(標高3303m)へ

ロープウェイよりシルバプラーナ湖
コルヴァッチ展望台 頂上まで歩いて行けます
(もちろん雪装備必要)

最後にバスでサンモリッツの町に戻り、ケーブルカー2つ乗り継いでコルヴィリア(標高2486m)まで。冬は全山スキー場となるようです。スキーしたい。冬にスイスに来たい気持ちが芽生えだす。

黄色矢印がさっき上った「コルヴァッチ展望台」

1日に3つの展望台を巡れたのも無料パスのおかげです。サンモリッツ周辺のベストシーズンはスキーの出来る冬。夏に観光客を呼び込もうとホテルに泊まった人は交通無料パスがもらえるようです(すべてのホテルではないらしい)。

余談②
ベルニナ急行
スイスのサンモリッツとイタリアのティラーノを結ぶ世界遺産に登録された路線です。
素晴らしかった~。でも私の写真ではその良さが全く、全く伝わらない(泣)。
有名な 「オープンループ橋」は 世界でここしか見れないのに、あっという間に通過。
360度回転している列車の様子を写真に撮れず・・ 乗っていると難しい・・

ブルージオのオープンループ橋
列車は360度回転しながら、高度を上げる
列車の回転の様子全く伝わりませんね!!
下の線路からぐるっと回ってきました
オスピツィオ・ベルニナ駅付近
ベルニナ・デイアボレッツア付近

この鉄道のすごいところは1800mという標高差をラック式でなく上っていくこと。そして「世界の車窓から」の優雅な旅を想像していましたが、 車窓の景色が目まぐるしく変わって楽しくて、写真を撮ろうと右に左に、席の移動に大忙しでした。
乗るならこの鉄道は、各駅停車の普通列車、そして窓の開く2等席がオススメです!
あ~また乗りたい。

以上 スイス山旅②おわり

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