2016年12月4日~5日
参加者:Y朗、K子
我が家では「掃除せず者、山行くべからず」と11月から大掃除を始めたが、その小休止にどこかテン泊に行こう!となり、Y朗が選んだのは松木渓谷だった。
10月にY朗は横Tさんと足尾ジャンダルムを登りに行き、ベースキャンプとなるよいテン場をみつけたとのこと。
松木渓谷は足尾銅山跡の奥にあり、製錬所からの煙害や山火事で岩肌がむき出しとなってしまった「日本のグランドキャニオン」と言われる景勝地です。
銅(あかがね)親水公園から、マウンテンバイクで松木渓谷に向かいます。
ここから目的地までは歩きで1時間ほどですが、K子は足を怪我してあまり歩くことが出来ず、負荷分散のため、自転車で向かいます。
Y朗は毎日自転車通勤だから軽快に進む!
K子は漕いでも漕いでも進みません。
平だと思っていたら意外に登っててしんどかった。
20分ぐらいでテン場についた。誰もいない。
さくっとテントを張って、薪を集める。鹿の角発見!
そして、よく見るとテントの回りは鹿のフンだらけだった。
夜になり、焚火をして夕飯(またまた大好きなマッサマンカレー)を食べていると光る目が動く。キツネだ!匂いにつられて現われた。食料を狙って、追い払っても30分ぐらいうろうろしていた。でもかわいくて勝手に小太郎となずけた。
すると、今度はキツネとは違う目線の高さで光る目が近づいてくる。なんだ???
鹿だ!もしかしたらテントを張った場所は寝床だったのかもしれない。鹿はずっと辺りを歩いていた。
ここはゆったりとした時間が流れとても心地よかった。でも、彼らの居場所におじゃまして本当に申し訳けないと思った。朝に小太郎がまた顔を出したので、ごめんねと謝った。
12月5日 足尾ジャンダルムで、アイゼントレを行う。
K子は足が痛いから実はあまり乗り気でなかったが、Y朗が「岩がかっこいいよ」という言葉に行くことにした。
まずは、靴を脱いで渡渉しないといけない。Y朗はすんごく楽しそうだがK子憂鬱。足が痛いのに水に入るの~と文句ぶーたれる。でも12月にしては水は冷たくなかった。むしろ後から足だけポカポカと温かくなった。
取付きまでこんな道を進みます。
鹿のフンと落ち葉の入り混じった道です。
鹿のフンはさほど嫌ではない。
取付きまでは20分くらいで着きました。
↓K子は年賀状用のやらせ写真を撮る。
アイゼントレを少しだけしました。
足尾ジャンダルムかっこよくて、あまり岩には惹かれないK子でも登ってみたいと思いました。
今回、焚火の最中に動物たちも顔を出し、日常とかけ離れた時間を過ごせて、K子の今年の山の締めくくりに、ここに来てよかったと思いました。
この場をかりて、いろいろ見守ってくれたY朗に感謝!
そして、山にも感謝の1年でした。
おしまい
参考)11月20日 Y朗が横Tさんと行ったときは、上まで登ったとのこと。
その時の写真です。