2018年7月 K子 スイス「ミューレン周辺を歩く編」です。
7月16日はグリンデルワルトから「ラウターブルンネン」へ移動。
ラウターブルンネンは氷河に削られたU字谷の底にある小さな村。落差300mのシュタウバッハの滝が有名。
今日の宿は「valley hostel」。
高山病の影響なのかだるい。でも、自炊に洗濯をしなければならず、しんどい・・。
7月17日
今日はこの旅で、ど~しても行きたかった「ロープホルンヒュッテ」へハイキングです。
ラウターブルンネン駅から8時40分発のバスで「イーゼンフル」(標高1080m)という村に向かいます。
イーゼンフルから、ロープホルンヒュッテへの道のりの写真は下記。
昨日に続き体がだるいので、周遊はやめて、ピストンに変更しました。
イーゼンフルから「ズルワルト」まで、村人が運営する小さな、レトロなロープウェイに乗ります。乗客は私一人。大丈夫?このロープウェイと思いつつ、アナログ感が楽しい!
ズルワルト(標高1530m)に数分で到着。誰もいない。牧歌的なスイスらしい所。
40分ほど樹林を登ります。雰囲気が八ヶ岳に似ています。
樹林を抜けると、小川の流れに沿って登ります。
丘程度の山を登ると、広々とした景色が広がりました。
下の写真の中央にあるノコギリの歯のような山は、ロープヘルナー。
本当はこの山の近くまで周遊する予定でした。
反対側に目を向けるとロープホルンヒュッテ(標高1995m)、10時半到着。
ロープホルンヒュッテは、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が真正面に見える穴場の展望地なのですが、今日は雲が多くて見えません。見たかった~。
ここは観光客がほぼ来ないから静かです。小屋で1時間程お茶しました。
ズルスゼーという山上湖を周遊します。
この周りにもお花がいっぱい咲いてました。
帰りは同じ道を戻り、13時過ぎのバスでラウターブルンネンに戻りました。
今回のスイスの旅で、唯一の心残りはこの周遊コースを歩けなかったことです。
また絶対ここに来たいと思います。
次回はロープヘルナーまで縦走して、ロープホルンヒュッテに泊まります!
午後からは、本日宿泊の「ミューレン」に向かいます。
ミューレンはU字谷の上の台地にあるところです。ラウターブルンネンからロープウエイと電車でたどり着きます。
7月18日 部屋からの景色は三山ビュー。
今日は、ツエルマットへの移動日。
すでに歩きは満足して、今日は軽く流そうと、シルトホルン展望台(標高2970m)にロープウェイで行くことにした。往復チケット購入。
シルトホルンに行くには、途中ビルクという駅でロープウェイを乗り換えます。
なお、ユングフラウの展望台より、こっちの展望台の景色のほうが断然よかった。
11時、中継駅ビルクまで戻る。
ここには「スリルウォーク」という崖につけられた道があり、下が見えて、べたに怖い。
でも、三山を真正面に見る絶景ウォークです。でも午前は逆光ぎみで・・。
この景色を見てたら、無性に歩きたくなった。
ビルクからの下りのチケットは捨てて、ミューレンまで3時間歩くことにした。
この道は、進むに連れて三山が顔を出し、花も多く、歩いて大正解!
同じような三山の写真ばかりを載せてすみません。
実際に歩いていると三山は見飽きなくて、死ぬほど写真を撮りました。
15時過ぎ、宿に戻り、これから約4時間かけてツエルマットへ向かいます。
続きは、ツエルマットというより「マッターホルン ヘルンリ小屋まで歩く編」です。
<山には関係ない情報ですが・・>
・全ての昼と、一日置きの夕食は、日本から持参したフリーズドライの米とスーパーでサラダとビールと果物を購入して済ませました。スイスの外食は高いのです。
・ケチるところはケチりましたが、スイス国鉄は1等に乗りました。スイス国鉄のアプリで割安切符を予約。2等車両でも十分立派ですが、1等をオススメします。
・宿もマウンテンビューに拘る。部屋から景色を見る時間はあまりなかったが。
・夕食は1日置きにホテルの夕食付にしました。夕食付は割安のようです。
「ホテルセントラルヴォルター・グリンデルワルト」の夕食は3000円程で前菜、スープ、メイン、デザート付き(写真下)。特にステーキは固いと予想していましたが、柔らかくておいしかった。どれも大味ではなく繊細、日本人好みです。
「ホテルアルペンブリックミューレン」では、ボリュームがあってデザート残しました。ビール飲むと食べれないと思いつつ・・ビールを頼んだからだと思います。
何よりこの宿の朝食うまかった。特にパン最高! この宿はオーナーも最高!
何を言いたいのかというと、
今回の旅では、毎日それなりの距離を歩いて結構疲れましたが、スイスの食事に助けられた気がします。
朝食のパン、チーズ、ハムはやはり日本で食べるのと何かが違う、おいしい。
またスープも、野菜が煮込まれてて、そのうま味が絶妙でした。山小屋のスープ食べ比べをする人も多いとか。素朴な料理ほど素材が生きてることを実感しました。
小さい頃、「アルプスの少女ハイジ」を見て、パンとチーズしか食べてなくて、かわいそうと思っていましたが、今思うと、なんて贅沢な食事なんだろうと思います。
いつものことながら、山に関係ない話が長くてすみませんでした。
おわり