【メンバー(敬称略)】朝香 (文責)
【宿泊】 車中泊(前泊)
【アクセス】車:百沢駐車場(岩木山)→3号→394号→酸ケ湯温泉第2駐車場
【天気】 曇りのち晴れ
【総行程時間】 6時間00分 (休憩時間含む)
【休憩時間・回数】登り10分(レスト1回)、昼食30分、下り50分(レスト1回)
【単純標高差・距離】 標高差:685m 歩行距離:8km
6:00 酸ケ湯温泉登山口 → 7:20 仙人岱 → 8:30 大岳 → 9:00 大岳避難小屋 → 10:00 上毛無岱 → 11:00 下毛無岱(お昼) → 12:00 酸ケ湯温泉登山口
【目的】 「東北の山々を登るぞ」第三弾として八甲田山に登りました。
【感想】 前日は岩木山に登って、翌日の八甲田山に備えて近くの温泉(津軽)に入りました。東北は温泉が本当に多く、しかも安い(ビジターでも400円以下)。まさに温泉天国です。少し山とは話がずれますが本当にいいところでした。
宿泊はいつもの車中泊。酸ケ湯温泉の駐車場に停めて一泊しました。
八甲田山は新田次郎の「八甲田山死の彷徨」で有名な山です。今ではロープウェイ、整備された登山道があるため、危険な個所は特にありませんが、道を外すと有毒ガスがでている箇所もあるので油断は禁物です。このような殺伐とした箇所はありますが、それとは別に、下山途中にある毛無岱は尾瀬を彷彿とさせる綺麗な湿原帯です。
今回の山行は、天気予報は「晴れ」でしたが、山頂付近は曇っていました。軽い気持ちでそのまま登っていましたが、山頂まで登ると暴風雨。「あれ?」「ちとまずい」と感じ、早急に下山しました。避難小屋までくると風は止みましたが、途中一緒だった地元の登山客の方には「八甲田山の天気は気まぐれですよ」と言われました。今後は天気読みの勉強でもするかな。 いろいろありましたが、総括すると八甲田山は登りやすいいい山です(※今回の周回コース)。
【本文】前泊先は酸ケ湯温泉の駐車場で車中泊を決めました。酸ケ湯温泉前の駐車場も停めれますが、広い第2駐車場にとめるのがお勧めです(綺麗なトイレもあります)。
八甲田山の登山口は第2駐車場の目の前にあります。登山口からの道は整備されているので、迷うこともありません。
登山途中には「地獄湯の沢」といわれる沢があります。この沢に沿って登っていきます。岩がゴロゴロしていますが、ここも整備されているので見かけほどではありません。
仙人岱につくと仙人岱避難小屋に向かう分岐にきます。避難小屋へは向かわずにそのまま大岳にむかって登っていきます。このあたりから霧と風が強くなってきました。大岳の登り途中には草原と鏡沼があり、天気のいい日には見どころみたいですが、なにも見えません(失笑)。天気予報は快晴なんですが。。
大岳の登りは小石が敷き詰められ整地されています。通常であれば登りやすいんでしょうが、このあたりは下山したほうがいいのでは?くらいの暴風でした。ここまで来ると登ってしまえ、と思ってしまうのは登山者としの性分なのかな。
頂上には途中ご一緒だった一組のご夫婦しかいなく、お互いに証拠写真を撮ると早々に頂上を後にしました。とにかく大岳避難小屋まで行って一休みしたい。急いで下山です。
大岳避難小屋までは登りと同じ小石の整地された道です。頂上から10分程度で到着します。避難小屋には5人ほど雨風を避けるために休憩していました。その中に地元の登山者がいらしたのでお話しを聞くと、「八甲田山の天気予報は当たらないことが多いよ。」と笑いながら言われました。登山者の中には神戸から来られた方もいらっしゃって、皆さん、こんな天気でも元気だな、キムタクと同じ歳である私としては負けてられないと、ふと考えました。
その後、避難小屋で風がやむのを待って毛無岱に下山開始しました。
因みに避難小屋はトイレ、簡易宿泊所があるのでかなり便利な場所です。
毛無岱は湿地帯で木道が敷かれているので歩きやすいです。気をつけなければいけないのは雨天時に滑りやすくなるくらいでしょうか。
毛無岱まで降りてくると、天気は晴れ。まったくもって天気が安定しません。
上毛無岱から下毛無岱まで、紅葉がはじまったばかりの草原と池塘(ちとう)を眺めながら気持ちよく下山します。遠くには南八甲田山の山々が広がっています。
途中、かなり急で、おまけに距離が長い木の階段があるので滑らないよう注意して降りて行きます。それから30分もすれば酸ケ湯温泉に到着します(出発した登山口とは別になります)。
【反省】
大岳の登りは暴風雨だったので、無理せず下山するという選択もあったかと思う。
天気図はもう少し勉強しておく必要がある。
酸ケ湯温泉に入るなら、若い女性が多いシーズンにくるべきだったかも(オヤジ発言でした)。
【行程図】八甲田山(1/25000) GPSログ
以上。