2015/7/31-8/2 絶景の白馬三山

メンバー:Dでぃ・Kさわ(記)

2015.07.31(金)
15:00過ぎにさいたまを出発!当初の予定は燕~常念。 ところが、天候が不安定で1日夜の雨予報がなかなか消えず、出発してなお行き先に迷うKさわ。。。

車は関越自動車道から上信越自動車道へ ⇒ 長野県に入ってからやっと腹をくくり、ずっと好天の予報だった白馬に行き先変更を決定!(どうしても満天の星空が見たかったんです)

あっという間に5時間が過ぎ、20:30 頃に猿倉に到着。
駐車場正面の夜空には、まるで映画館のスクリーンを見ているような蒼白く壮大に浮かぶ白馬岳。Kさわにとっては人生初の北アルプス(夏)ということもあり、まだ登山口までも達していないのに、いきなり一生忘れることのできない感動の一瞬。うまく写真に映らなかったのが残念!

あまりにも凄すぎて、明日あの頂に立てるという気が全くしない。。。

時間が早かったので車を駐車場の一番奥の端っこに停めて車の後ろにテントを張り、満月と星空の下で軽く夜ごはんの後、徒歩で5分ほど車道を登った先の猿倉荘を偵察に行き、22:00就寝。。。

2015.08. 1(土)
4:00am 起床。
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猿倉駐車場から望む白馬岳。
身支度を済ませ、予定よりちょっと遅い5:30am スタート。

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沢沿いの涼しげな登山道を着々と。

6:30am 白馬尻。
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ここで小休憩。小屋からは朝食の焼魚の良い香りが。。。

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だいぶ近づいてきた気がします!もうすぐ大雪渓。
沢からの涼しい風に、身が引き締まる思いです。心に思い描いていた白馬岳そのものの風景。

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はい!大雪渓~♪
軽アイゼンを履き、雪山の感触を懐かしむようにサクサク登っていきます。
Dでぃ曰く、真夏にこんな雪の上を歩けるなんて贅沢だよね。。。

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雪渓を抜けてからがすごい渋滞で、アイゼンを外す場所を探して岩場をけっこう進み、30~40mほど進んだあたりで、やっと適当な場所を見つけてアイゼンを外す。
混雑のためなかなか先に進めず、振り返ると雪渓はだんだんと雲の中に。

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眼下は雲でも、上空はピーカン。

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白馬岳頂上宿舎にザックをデポし、11:40pm 白馬岳山頂に到着。

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振り返るとなんと!憧れの劔岳が!!!

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後ろに見えるのは白馬山荘。
絶景のテラスで寛いでいる人たちを羨ましい眼差しでスルーし、ここから本日のテント場(天狗山荘)まであと3時間も歩くの?と、だんだんボヤキが増えるKさわ。。。

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今回のベストショット!!!
白馬鑓手前の稜線にて。

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14:50 本日最後のピークである白馬鑓ヶ岳山頂!

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山頂から杓子岳を振り返る。
(実はKさわの「まきます」の一点張りで、今回は手前を巻くことに(~~;)) 反省点は後ほど。。

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15:30天狗山荘テント場に到着。
稜線上に位置しているため、眺望は抜群!

テントを張り、まずはビール&缶チューハイで乾杯~♪
ずっと炎天下を歩いてきたので、日差しで火照った体に冷たさが沁みわたり、あ~来て良かった~!と幸せなひと時。。。

お腹が空いたので、まだ明るいうちにフリーズドライのカレーライス・ビーフシチュー等の夜ごはんをいただいて、のんびりしていると。。。 他のパーティーの「夕日が見れるよ」という言葉が耳に。

テント場は既に日が陰り、一気に寒さが増す中、振り返ると西日の当るエリアが!

“夕日を見に行こう!”と、小屋の裏側5分くらいのところでベストポジションを確保し、(眩しいのでチラチラと)日本海?に沈む夕日を眺めること約40分。。。

カメラをテントに置いてきてしまったので、取りに行こうか迷ったけれど。。。
がんばってここまでたどり着いたから、この光景は自分の心の中だけに記憶しておきたい思い。画像といえど、他の誰にも見せたくないという思い。そして、カメラ取りに行くのがめんどくさいのと。。。(涙)

いろんな思いで、ただただ40分間。。。

そして19:00過ぎに、完全に太陽が沈むのを見とどけ、テントに戻る。
20:00には寝るよ。と言うDでぃに、コーヒーが飲みたい!とわがままを言ってお湯を沸かしてもらい、なぜか就寝前のブラックコーヒー。(どーもスミマセンでした;)

2015.08. 2(日)
4:00am 起床
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西の空には、未だ沈まぬ月が。
まるでSFのような幻想的な光景。。。

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そして東の空には。。。
ふと身支度の手を停め、太陽が完全に昇るまで北アルプスの夜明けを見つめる。

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朝日を浴びて輝くテント場。

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5:30am 出発。
スタートして暫く、ふと後ろの足音が途切れたので振り向くと、立ち止まったまま劔岳をまっすぐ見据えるDでぃ。

劔、見納めですね。。。 いつか(いや近々)あの山頂に立ちたいですね。。。

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岩場にけなげに咲く高山植物。

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下山は鑓温泉経由で猿倉へ。
残雪と草原とお花畑の斜面を、とにかく下る。。

白馬鑓が見えなくなり、稜線上の天狗小屋が見えなくなり、それなのに歩いても歩いても景色は変わらず、スケールの大きさを実感する。

沢沿いの鎖場を通過して鑓温泉へ⇒
この日もまた炎天下で、温泉よりも雪解け水に浸かりたい気分ですが、せっかくなので足湯でのんびり♪ (写真撮り忘れた~)

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途中3箇所の雪渓のうち2つ目をアイゼン無しでトラバース中、沢の対岸でものすごい轟音が響いて振り返ると、巨大な落石が転がり落ちて、別の岩に当って砕ける光景が!
防ぎようのない危険というものが本当にあるんだな。。。と、大自然の怖さを目の当たりにしました。

そして、広葉樹の樹林帯に入ってもなお暑さは緩まず、救いの風もほとんど無いまま、鑓温泉から約4時間で猿倉へ到着。

今回はKさわのテン泊装備を背負って初めての長時間(距離)山行ということもあり、実は大幅な遅れも想定していましたが、終わってみると休憩時間を含めてほぼ計画通り。
ここに来ないと見ることのできない絶景。好天にも恵まれ、夏の北アルプスデビューとして何ひとつ後悔のない素晴らしい山行でした♪

ただ、反省点としては。。。
・当初は自分のテントを自分で背負って行くというのがテーマだったにも関わらず、結局自分で持たなかったこと。
・1日目、疲れを理由に白馬三山の一つである杓子岳をまきまきしてしまった。。
・地図上に記載の水場が曖昧で、補給しそびれたこと。

北アルプスは壮大です!また何度でもここに帰ってきたいです。そしていずれ劔岳。。。

まだまだ拙いKさわを根気よくおだて、サポートいただきましたDでぃ、本当にどうもありがとうございました!

 

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