1月10日(土) ~12日(月) 冬合宿 八ヶ岳 小屋泊で参加。参加者は15名。
初心者を含め、古澤さん、吉松さん、釜沢さん、柴崎さん、やまゆり5名が小屋泊で参加。
赤岳鉱泉は定員(150名)をかなり上回った230名が宿泊。私たちはコタツ付の個室で快適に過ごしせました。
登攀2パーテイ 、初心者パーテイ・・・一般ルート経験者パーテイを組める人がいなかったので やまゆりは単独山行届けを提出。登山計画としては、硫黄岳に登り、風がなければ 横岳をトラバースして天望荘に泊まり赤岳に登る予定だった。
1月 11日(日)
赤岳鉱泉の早朝は風もなかったので初心者のパーテイと一緒に硫黄岳を登ることにした。尾根にでると風があり硫黄岳の山頂は風が強かったので横岳を行くのをやめて 一度赤岳鉱泉に一緒に下りることにした。ラーメンを頂いて小休止、午後12時に赤岳鉱泉を再出発。行者小屋から地蔵尾根を登り 天望荘に午後3時到着した。地蔵尾根の上りは時折下山してくる人達と行き交ったが午後のスタートだったので 前後に登っていく人がいなかった。
見上げるほどに急な上りが継続的に続き、ようやく樹林帯を抜け 雪に埋もれた階段が出てくるころになると風が強くなった。一歩一歩と足を進めて行った。そして若いカップルが追いついてきたので先に行ってもらったが 3mほどのナイフリッジ・・・をトラバースしなければならないちょっと危険な所を通過しなければならなかったので、そこで待っててもらい、風も強く視界もあまり良くなかったので天望荘まで一緒に行動した。
無事に天望荘に到着すると、OACの登攀のパーテイの人達と合流した。暖かいおしるこを頂き無事に登ったことに安堵・・・もし完全に 単独だとしたら あの最後の上り・・・不安な思いにかられたと思う。
地蔵の最後の上りは地図上は真っ直ぐに記されているが詳細は地図には書かれていない!踏み跡は風で消えていくしナイフリッジのトラバースの後、すこし左方向に歩く。冬の雪山の地蔵尾根は夏とは山容は異なる。
天望荘の宿泊はラッキーなことに、小屋からの計らいで個室に案内して頂いた。毛布も布団も暖かく、そのうえ懐かしい” 湯たんぽ” まで サービス。湯たんぽの暖かいぬくもりで熟睡。
1月12日(月)
マイナス20度。強風・・・最悪! 冷たい寒冷前線が通り抜けている。あの急峻な地蔵尾根を強風のなか下山する気にはならない。となると赤岳を登って文三郎を下りる方がまだ安全だ。 昨日一緒になった若いカップルと一緒に行くことにした。
朝8時、風が強いなか小屋を出発したが前を歩いていたパーテイにつられて歩いてしまったら、地蔵尾根の方向だったので引き返し一度小屋に戻った。そのパーテイの人達も小屋に戻ってきた。 風がもう少しおさまるのを待つことにした。9時半、再出発。小屋の後ろを廻り赤岳を目指した。風は強かったが青空が広がっていた。
冷たい風が吹きつけてくる中、赤岳の急な上りを一歩一歩登っていった。八ヶ岳頂上に無事登頂。 文三郎尾根を下山すると風のあたりが弱くなってきた。素晴らしい景色に感動した。針千本のような 樹林帯!雪が覆い被さった樹氷は表情豊かにいろいろな形に見えて面白い。小さいペンギンのようだったり・・・
無事に行者小屋に12時ごろ到着。若いカップルとはここで分かれた。後日素晴らしい写真を送って下さった。
赤岳鉱泉のテント場に1時前に到着したがテントはすでに撤収されていた。青空の中アイスクライミングを楽しんでいる人達を眺めながら赤岳鉱泉を後にした。
3時美濃戸口駐車場に無事到着。雪山の厳しさと美しさにあらためて感動の八ヶ岳でした。