メンバー:O田(P) Y川 U海 M野 I村 Y田 S水M男 N澤 K保 N田S子
8:05大黒屋奥P8:15→入渓8:25→最初の二俣10:20→奥の二俣10:35→5段12m11:15→三俣?11:25→小滝郡12:40→13:10登山道13:25→14:25大黒屋
定例と云う事で人数が多いので、雨の中を車3台に分乗して集合場所の道の駅に向かう、東北道佐野~宇都宮近辺と那須で土砂降りの豪雨となり、天気予報と気圧配置図から決行にしたが明日は中止もあるかなと弱気になりつつ車を走らせる。3台の到着時間差も殆ど無く集合出来て24:20くらいから呑み出し、軽くの筈がビールからワイン、日本酒、バーボンと個人装備のお酒やおつまみを楽しく平らげて明日は雨が止むことを祈り雨音聞きながら26:00就寝Zzzz
6:00起きの筈が6:45起床そして雨嫌がるメンバー何人かを無理やり説き伏せて大黒屋奥の駐車場へ移動して合羽を着込み遡行準備をする。出発するころには小雨になり大黒屋の朝食会場を脇目に抜けて入渓したら、程無く雨も上がっていた。F1の水量はかなり多いが登れなくはなさそうだしゴルジュも無いし泳ぎが必要な所も無いので遡行開始とする。
例によって酒が残ったままF1へ左壁をヘツリ気味に行き滝左から落ち口へ最初なのと確保をやりたいとの希望があったのでロープを出して登ってフィックス、I村さんY田さん等確保をしたい人達に教える為、最後一人だけ確保して引き上げる。降雨直後だが、水もそれ程濁って無くて一安心。F1白水滝の写真撮り忘れました
F2は水量多くて途中で水流右側に移れず左リッジ状をそのまま抜ける、釜ではM野君がテンション上がって仰向けカエル泳ぎを披露
F3:2段12m衣紋滝は左壁どのあたりでも登れるが脆いのと表示以上の高度があるのでロープを出してフィックス最後のみ確保。
F4:2段8mは左、半端無い水量で途中の落ち口で見事にヒョングっている、そして滝壺で修行に励む者が一人
F5:6mも左を登る、この頃になると誰かが先頭を歩いてくれ、滝の確保もやってくれるようになり又初級者のメンバーを誰かしらがフォローすると云う協力関係が出来てきて楽させて頂きました
この後は、二俣まで小さい滝とナメがあるだけなのでナメを堪能しながら快適に遡行する。右俣との分岐二俣は右の方がかなり水量が多いとの事だったが降雨直後だからか左も、それなりの水量だった。
二俣後は河原のようになり、のんびり歩いていると奥の二俣に到着、F4通過した辺りから晴れ間が覗いていたが、ここまで来るとほぼ完全に太陽が出てくるやはり沢登りはこうでないと
右沢の2段の滝の方が面白そうだが今回は左沢なので、F610m滝へ、水流の左右に別れて取り付いてみたものの右側は3歩ほど上がるとホールド、スタンスとも無くなったので、大人しく左側を登る若干嫌らしいので、ここでもロープを出す。
F7:8mは外傾しているのでどうかと思ったが、それ程苦労せず登れた。
F8:5段12mもロープを出す、落ち口の水流の中に石が溜まっていたようで、知らない内に足に当たって落石を起こしてしまう一瞬肝を冷やしたがM野君が避けてくれたので大事には至らなかった。降雨直後はもっと慎重にならないといけないなと反省。
枯れ沢を含むと三俣のようになる所は真ん中を行くと、直ぐに6m滝がある水量が多いが左右どちらかからでも行けそうなので右に取り付く、フレーク状のガバホールドが水流の中にあるが、中に入ると水量が多くて息が出来なくなり、ナカナカ突破出来ない。左からも登っていっているが渋滞になり、右のルンゼ状を巻くメンバーも居た、何とか思い切ってシャワーで登り切りロープ出そうにも支点になりそうな所が無い後続の為に、お助けスリング出したが下には届かず後続のY川さんが登っている最中にホールドが剥れて、あわやだったがテラスに着地して事無きを得るその後も小滝や5m前後の滝が多く現れる
脆く嫌らしい所も多かったので何度かロープを出す。上部に来ると、割と滑っている滝が多くラバーソールの人達は若干苦戦していた模様だ、N田さんが脆い滝を登っていて足の置き場が解らなくっていたようだが下に居たK保さんからのアドバイスで突破!いい加減もう滝は無いだろうと思ってから3個くらい滝を越えると枯れてきてツメらしくなる藪コギは10分ほどとの事だったが5分も掛からず、又薮らしい薮も無くヒョッコリ登山道に出る。装備を解いて、靴を履き替え、水分食料補給が終ったら下山開始!太陽は出ているものの気温は低いので歩いていても寒いので少し早歩きで降りる。途中で雪の影響か木が倒れて登山道を封鎖している。そういえば沢でも倒木がかなり目立っていた。一時間程で大黒屋に到着したのだが洗い場の有るお湯に入れるリミットは過ぎていた。
丁度、表に居た従業員の方にM野君が聞くと13時以降は、お湯を川に流すのでシャンプー石鹸は使え無いから、ちゃぽランドのが良いよと勧められそちらに転進、沢登の格好のままでU海さんの新車汚す訳にはいかないので使い捨てシートカバーを各車に配布してちゃぽランドへ!お風呂入って綺麗になり普段は何時も運転で呑めないS水さんと乾杯したら、白河ラーメンへしか~しっ、帰り道途中のいまの家さんへ着いたが暖簾が出てない(汗)営業終了したようなので、IC通り過ぎるけど良いか?みんなに確認して田中屋さんへ、途中グルグル廻ったけど何とか到着!鶏ベースのやさしい味のスープに独特の食感の縮れ麺と脂身の少ない叉焼で、物足りないかと思ったのですが麺の量が多いので普通盛りでもお腹イッパイN澤君、M野君、Y田さん、Y川さん大盛り頼んだ人達は二玉はあると言いつつも完食していた。帰りの高速も順調で20:10大宮着で途中からは天気にも恵まれて快適な沢登りでした。
キツイ薮コギやツメは無しで下山も一時間程、早く降りれられればすぐに温泉とコンパクトで、ほぼ全ての滝が登れますが表示以上の高度を感じる箇所が結構あります。楽しいのですが巻き道らしい巻き道はありませんので、滝を登れないと楽しさ半減の沢です。脆い所もかなりあるのと滑って居る所もかなりあります。今回自分もホールドが滑ってあわや(汗)の場面がありましたし、登っている最中に剥れて落石の場面も何回かありました。初心者初級者が居る場合はロープ積極的に出した方が良いと思います。又滝が多数ある所は、人数が多いと通過に時間が掛かると改めて認識しました。
今回は、自分自身も初めての沢に、経験した事の無い大人数での遡行だったので心配もありましたが参加メンバーのご協力のお陰で無事遡行終了出来ました。改めてお礼を申し上げます。有難う御座いました。