2015/12/30-31 天城山と伊豆の旅

メンバー : Y朗、K子(記)
場  所 : 「天城山」シャクナゲコースと伊豆の旅

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年末休みを利用して、本当は愛知でお城巡りをしたかったK子であるが、遠い・渋滞で疲れるというY朗の意見で断念し、近場の伊豆(下田開国の地観光)に変更。
伊豆に行くなら、「天城山」にも登ろうということで、2015年登り納めとなる山が決定。

30日、帰省ラッシュピーク日を踏まえ、4時に自宅を出発。でも実際には、東名高速は使わず、横浜新道、西湘バイバスを経て、7:30に登山口のある天城高原ゴルフ場に到着。登山者用の駐車場には車が4~5台。何組かが出発しようとしていた。

 

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本当は天城峠への縦走コースにしたかったが、今回は、万二郎岳、万三郎岳とめぐり、元の登山口へと戻ってくる周回のシャクナゲコースにした。
コースタイムは5時間半ほど。

 

 

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伊豆の山は初めてで、なんとなく植生が南国チックとまではいかないが、ちょっと違うように感じた。
万二郎岳の頂上は展望がほぼなく、記念写真をとって、先へと進む。

 

 

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このコースでは、展望を期待していなかったが、途中、これから進む馬の背と万三郎岳が眼前に広がり、また、海が見渡せて、いつもと違う山域を登っていることに気持ちが弾んだ。

この時の夫婦の会話1:
万二郎岳と万三郎岳があるのに、万一郎岳はないのかな?
自宅に帰り、ネットで調べたら、同じような疑問を持った人が数名いた。回答は諸説あるようだ。

この時の夫婦の会話2:
K子が石川さゆりの「天城越え」を歌いだしたところ、今年の紅白では石川さゆりは何を歌うのだろうという話になり、今年は「天城越え」ではなくて、来年、北海道新幹線が開通するから、きっと「津軽海峡冬景色だよ」という どうでもよい会話をしていた。

 

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馬の背は、アセビのトンネルが有名。
アセビ=馬酔木のこと。
馬がこの木の実を食べると酔ったようになるとのこと。

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そしてアセビの暗いトンネルを抜けると、気持ちのよい青空が現れた。
そして、木々の間から遠くに富士山も現れた。今年は雪が少ないな~。

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12DSCF5201 もうすぐ万三郎岳。
かなり空気は冷たく感じられてきました。
でも、ちょうどよい清涼感で気持ちよい!!

 

 

 

 

 

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10:10到着。

寒いし、時間も早いから昼食は取らずに先に進みます。

 

 

 

14DSCF5213そして、ここから分岐まで10分程度ですが、霧氷の回廊が続きます。

 

 

 

 

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南斜面の木の上のほうにだけ霧氷がついているので、桜が満開に咲いているように見えました。
このやわらかな光景と、山のちょっと冷たい空気がとても心地よい気持ちにさせてくれました。

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そして、分岐地点では、植生が変わり、妖精でも出てきそうなメルヘンチックな光景に変わりました。

この写真では恐らく伝わらないと思いますが・・

 

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この後は、北斜面のトラバース道(あまり変化のない道)を登山口まで戻ります。
道が単調だからかすごく長く感じられました。
12:15天城高原ゴルフ場登山口に戻ってきました。
駐車場の車は朝の3倍くらいに増えていました。

天城山は万二郎岳も万三郎岳も頂上での眺望がなく、最初なんでこの山が100名山に選ばれたのかなと思いましたが、登っていくうちに、心地よさを感じる素敵な山であること感じました。縦走したらもっとその良さがわかるのでしょうね!

さ~てと、昼食を食べてない。
K子としては、伊豆に来てるんだから、海鮮丼とか食べたかったのですが、山で食べるために食材を持ってきていたので、やむなくコンロで自炊に・・・。
せっかくだから海の見える場所にしようと、白浜海岸で昼食。21DSC_4532 (1)

 

 

 

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海に登山服というミスマッチ。
しかも最初はカップラーメン食べたので、観光客の目線が痛かった。

 

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山ノボラーらしく、ボルダーを楽しむY朗。

 

 

 

 

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その後、下田の爪木崎へ水仙の群落を見に行きました。
K子はこの寒水仙が花のなかでは一番好きなので、爪木崎をずっと訪れたいと思っていました。
4分咲きぐらいでしょうか。
香りがよくて癒されます。

 

 

 

 

 

 

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その後、灯台や海岸あたりを散策。灯台からは伊豆諸島が見渡せます。

 

 

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海岸では柱状節理が見渡せました。
予期せぬ地形と出会えて、少し感動しました。

 

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柱状節理を上から見るのは珍しいかと思います。こんな形が自然につくられるなんて、不思議です。

 

 

 

 

そして、今宵の宿のある須崎へ。
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須崎の先端には恵比寿島という小島があって、島の回りを一周できるのですが、ここがまた予期せぬ良い場所だった。
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千畳敷が広がり、夕日のスポットとなっていた。

 

 

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宿は2日前に予約した。
ネットで散々調べて、料理が評判のお安い温泉民宿(かなり安い、源泉掛け流し)に泊まった。

28DSC_4567食べきれないという評判どおり、魚がいっぱいだった。
でも、K子が一番食べたかった金目鯛の煮付けはなかった。お鍋に金目が入っているから、今日は煮付けはないんだと残念に思っていたら・・・

 

「忘れてました~」と金目鯛の煮付けに加えて牡蠣も出され、喜び倍増。
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普段、絶対牡蠣など食べないY朗がおいしいと食べていたのにはびっくり!

 

 

 

朝食もおいしく、食後にレギュラーコーヒーと手作りチーズケーキが出されたのは、コーヒー好きにはありがたい。

31日は、6時に起きて、恵比須島まで歩き、日の出を拝んだ。
利島から登る朝陽は荘厳な感じで、山で見る朝陽もいいが、海もまた一興と思った。
2016年の初日の出には1日早いが、来年に向けて太陽が力を与えてくれるような前向きな気持ちになった。
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その後、下田の開港の歴史の地や河津七滝など観光し、K子の実家に帰省しました。
山行レポートの大半が山というよりは旅になってしまったが、許してください!

K子は2015年は9から11月は山に行けず、12月に入り、徐々に歩き出しました。
実は、今まであまり山は好きではなく、半分義務的に登っていた。
しかし、この山に行かなかった期間があったからか、登ることが楽しいと心から思うように変わった。
Y朗がいつも言うように、『行程を楽しむ』ということを体感した。
2016年は、更に山を楽しみたいです!

そして、もっとバリエーションなど行きたかっただろうに、12月は殆どハイキングに付き合ってくれた旦那様に感謝します。ありがとう!

終わり

 

 

 

 

 

 

 

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蓼科山  2530m

蓼科山  2530m

11月19日(木)~20日(金)

1988年10月2日 戸田山の会で息子の (小5)と蓼科山に七合目「一の鳥居」から登った。え~~あれから27年も経っているのだ。百名山 総集編を兼ねて蓼科山を改めて登ることにした。

戸田6:30 予定より遅れて出発。戸田南インターから高速にのるとすぐに渋滞にはまってしまった。朝の6時過ぎがこんなに混むということを忘れていた。圏央道を走れば良かったか?・・・と思ったが料金所を過ぎるとどうにか流れがよくなり 天気もよくなったのでまずは一安心中央高速を走った。

女神茶屋に10時すぎに到着。車はyamayuriの一台のみ。さっきまで晴れていたのに 山の中に入るとガスっていた。まあ仕方がないかと思いながら出発の支度をした。
10時15分蓼科登山口のバス停を出発。すっかり落葉したカラマツの木々と笹原の中をしばらく歩いた。途中から青空が見え始め岩の山道に変わってきた。
青空の下 蓼科山は雲海の上に浮かび、御岳山、南アルプス、八ヶ岳と素晴らしい景色を眺めることが出来た。頂上間近の大岩の黄色のペイントのサインの後を歩いた。頂上に回り込むのが長く思えた。
営業を終了した蓼科頂上山荘が見えた。頂上に1時に登頂。だれもいない静かな蓼科山
単独登頂だった。風もなくお天気に恵まれて感謝の山行でした。3時に下山。行動時間 5時間

蓼科 横谷渓谷の温泉に泊まり 豊富な鉄分を含んだ黄金色の温泉でリラックス。

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2015/9/12-13 劔岳(早月尾根)

メンバー:Dでぃ(L)・Kさわ(記)

9/11(金)
20:00にさいたまをスタートし、関越道を北上して新潟経由で約6時間、交代で運転しながら2:00am前に馬場島に到着。すでに駐車場は満車で、キャンプ場脇にスペースを見つけ、車中仮眠zzz

9/12(土)
日曜日は午後から天気が崩れる予報なので、できれば本日中に山頂アタックをしたいところですが、早月小屋まで重い荷物と大きな希望♪を背負って登らないといけないため、まずはテン場を目標にスタートを切る。

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6:50am かの有名な、「試練と憧れ」の碑。
緊張感が高まります。

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7:30am しばらくは階段状の整備された道と、なだらかな道が続きます。

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8:30am 徐々に急登が始まり、原生林のような木の根っこだらけの道を登り続け。。。

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8:45am 標高1,400mの標識。
馬場島が約800mなので、早月小屋(標高約2,200m)までの半分弱の高さまで来ました♪
ちなみに、この標識が標高1,000mから山頂まで200mごとに出てきます。

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10:10am 見晴らしの良い場所で休憩。

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10:20am 登山道は基本的に暗い樹林帯の中ですが、時折こんな開けた場所にでます。
今日はこんなに良い天気♪

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11:05am あともう少し!
早月小屋まで残り(標高)50mの時点で、せっかくなので、20kgちかくあるのではないかと思われるDでぃのザックと交換してもらい、持ち上げようとするも、膝の高さまで自力で上げられず、座った状態でザックを背負い、立たせてもらって、残りの急登を約30分かけて小屋手前のヘリポートまでたどり着く! その間、何度か振りかえるとDでぃが「押そうか?」、 Kさわ「だいじょーぶです!」(^ ^;)

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12:00 テン場受付のついでに劔岳のピンバッジ&手ぬぐいを購入♪ あっ、、、そういえばまだ登頂してないのにバッジ買ってしまった;
その間にDでぃがちょうど良い感じのベンチ付き?のエリアを確保し、テントを張って一息ついてから、明日の下見(あわよくば山頂まで。。。)に出かける。

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13:15 後ろに早月小屋。右側の小高い場所は、さっき通ってきたヘリポート。
このまま山頂まで行けちゃうんじゃない?と思ったところ、だんだん雲行きが怪しくなってきたので、標高2400mの手前で引き返す。

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13:50 小屋前の広場にて。

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14:00 シンプルな早月小屋。

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14:00 時折、雲が流されて青い空が広がる。

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17:50 テン場から。目の前に聳える小窓尾根。
いかにも人を寄せ付けない風貌。
あんなところに登ってみたいよね~と、地図を広げてみても、登山道なし。点線(破線ルート)もなし。やっぱりね。

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17:55 夜ごはんの後、夕日を見に ヘリポートへ。
「山は良いねぇ。。。」 (^^)

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18:00 ところが、空は厚い雲に覆われてしまい、今日は夕日だめそう。。。(涙)

明日に備えて、なんと19:00を待たずに就寝 zzz
時折、雨音や風の音で目が覚め、明日ホントに山頂まで行けるのか? ふと不安がよぎる。。。

2:30am 起床
相変わらず風は強いけれど、外に出るとなぜか満天の星空!!!
オリオン座(それしか認識できないので;)が綺麗に見えて感激する!

3:40am 出発
まだ暗い中、昨日の下見がとても役に立ち、記憶に新しい登山道をゆっくり進みます。

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4:25am 満天の星空だったのが徐々に雲に覆われ、視界が狭くなってきてしまいました。

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5:20am このあたりから徐々に岩場が増えてきます。

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6:05am 先ほど通過してきた小ピーク。稜線に出るととにかく風が強く、時折足を止めつつ慎重に進む。
やっぱり空は。。。それでも、この辺りはまだ視界が良いほうでした。

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6:30am あともう少し!
スタートした時点では、今日はどこまで行けるんだろう。。。 と、半ば登頂をあきらめていましたが、ここまで来たらもう山頂は目の前!

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6:50am 核心部の ”カニのハサミ”!

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6:55am ちゃんと足場があるので、思ったより全然こわくなく、ただ、濃霧で下が見えないため高度感ゼロ。。。 自分がどれくらい高い所にいるのかが判らず残念~(涙)
しかも、ヒモでつながれた子ザルみたいなKさわ。

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7:30am 劔岳山頂!
OAC入会前からずっとずっと憧れ続けてきた劔でしたが、とにかく寒いのと、霧でビショビショ状態でのアタックだったため、達成感はあるものの、薄れる感動。。。
これは来年もう一度来なければ気が済まないっ!

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7:30am 標識以外なにも見えない。。。

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8:10am 下山でまた ”カニのハサミ” を通過。
矢印の右斜め下に、足場のボルトが1個あるのが見えるかな?

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8:35am けっこう足場の狭い場所が多く、全体的に岩が濡れているので、滑らないよう慎重に下ります。

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8:45am だいぶ下ってきたころ、霧が晴れてきました!
登りでは見えなかった景色が広がり、「こんな感じだったんだ~!」と、シャッターを切る。

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9:15am 空が明るくなってきて、テン場までもう少し!
午後から雨の予報だけど、最後まで降られずに下山できるんじゃない?と、ポジティブ思考も空しく、早月小屋から馬場島までバッチリ雨(時々大雨)に降られ、9月中旬にも関わらずカーエアコンは暖房(^ ^;)

今回は、1週間も前から密かに恐れていた ”カニのはさみ” を、あっけないほど楽しく通過し、また更に岩稜帯の魅力にとりつかれてしまいました♪ また来年、今度は晴れた日に、高度感を満喫しながらもう一度同じ道を歩きたいなと思います。

Dでぃ来年もよろしくお願いします!

 

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10/24 霧島山 唐国岳

10月24日(日) 韓国岳(からくにだけ) 1700m 宮崎県

登り 1時間15分 下り 3時間 行動時間 4時間15分

朝6時30分に出発。

霧島火山の最高峰 直径900m 深さ300mに
達する大きな火口を持つ。
宿で朝食とも思えない3つのおにぎりとおかずが1パックぎっしり詰まっている重いお弁当箱を頂いた。まさに3食分だ!

唐国岳 登頂7:45 約10名ほどの登山者がいた。 朝飯前の山登りだった。
これで今回の目標の4座すべて踏破。
1週間素晴らしい天気に恵まれた山行でした。
紫外線が強くサングラスをしていても
目が痛くなり唐国岳の登りでは目が痛かった。

カルデラの中の大浪池を右まわりにがある大沼周りで下山。 11:00 にえびの高原荘に無事到着。

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10/23 祖母山

10月23日 金曜日 祖母山(そぼさん)1756m 大分・宮崎県

登り3時間30分、下り3時間30分 行動時間 7時間

天岩戸温泉の宿を6時半過ぎに出発。黒米のおにぎりを頂いた。

高千穂 尾平に向かった。祖母山麓 尾平青少年旅行村「 ほしこが」をナビにセット。

祖母山の登山口の駐車場を辛うじて見つけた。駐車場には2台
8時登山口スタート頂上には11時35分に登頂。コースタイムより30分も早い快挙な登りだ。とは言え、山道は延々と続く登り!

コースタイム 登り4時間・・・1時間ごとの休憩をしながら 急登をコンスタンスに登っていき30分短縮。祖母山 頂上には 私も含め 6人が登った。
黒金山尾根コース ・・・12時前に下山をかけた。頂上直下、3:30PM 無事下山。IMG_2645

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10/21 阿蘇 根子岳

根子岳(ねこだけ)は、熊本県阿蘇郡高森町にある山である。阿蘇五岳(あそごがく 阿蘇山)の一つ。最高点天狗峰の標高は1,433m。東峰には1,408.1mの三角点がある。 神様が怒ったために山容がギザギザになったという伝説がある

 

10月21日 水曜日 阿蘇 根子岳 東峰 1408m 熊本県

登り 1時間30分 下り 30分 行動時間 3時間

。熊本阿蘇市役所に問い合わせたところ「レベル3」阿蘇火山噴火のため 立入禁止の規制がかかっている。熊本県警に問い合わせたところ 阿蘇5岳の一つ根子岳ならば 登山可能という 情報を頂いた。

前原牧場登山口 東尾根 登り90分 急登。

主人に 前原牧場の登山口まで送ってもらう。本当に大きな赤牛や黒牛がいる牧場の中を そ~と走った。登山口に登山届の箱があった。届けを出して 急登を1時間30分草をかき分けながら登った。
頂上には一人、先客がいた。熊本の志賀さん、熊本県警の検死官の方だった。
名古屋からの若いカップル 内田夫妻が暫くして登って来た。
山の話に盛り上がり1時間も話をしていた。「もし滑落したら、熊本県警を呼ばなければならないから」・・・ 熊本の志賀さんこと「くまもん」 にお願いして一緒に下山をして頂いた。急な斜面をお助けロープをたぐりながら 30分で下山した。無事下山。

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10/20 久住山

10月20日 火曜日 久住山(くじゅうさん) 1791m 大分県

登り3時間30分  下り2時間30分     行動時間 6時間

宿でおにぎりを作ってもらい7:00am出発。主人に牧の戸峠の登山口に送ってもらう。
すでに大勢の登山者でにぎわっていた。
地図上では 日本百名山は「九重山」とのっているが 久住山 どちらに登ったら良いのか? 悩んでしまった?

8:30am スタート。山道を私の前には 15~20任のガイドが歩いているようなものだった。九州の秋山さんと足並みが同じになり一緒に同行。九州山情報を歩きながら尋ねた。星生山(ほっしょうさん)に登り稜線からの紅葉の景色を楽しんだ。
赤く染まった山がとてもきれいだった。久住山に12:00 登頂。おにぎりを食べて12:30に下山。

硫黄山の裾を歩き長者原(ちょうじゃばる)に下山。
岩のごろごろした砂礫が歩きにくく一歩一歩 気をつけて足をつく。長者原のレストハウスの赤い屋根が見えたのだが そこからの道のりが長かったこと!無事下山。

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2015/9/5-6 魚野川万太郎本谷

参加者:I、Y

9/5(土) 晴れのち曇り

金曜から予定していた山行が中止となり、ポッカリ空いた9月最初の週末、かねてから行きたかった万太郎本谷を持ちかけてみるとYさんが乗ってくる。Yさんとは9月の定例山行の担当同士でもあったので、4日の金曜日に尾瀬の小淵沢の下見を行い、そのまま万太郎に突入するという沢三昧の3日間となった。

土樽駅で過ごした一夜が明けると空は曇天、天気が気になるが車で10分ほどの銅像の広場に車を止め吾策新道に向けて歩き出す。関越道をくぐり呉策新道入り口の駐車スペースを過ぎたところで河原に降りるが早すぎたようだ。スリットが入った巨大な堰堤を3つほどやり過ごす。最後の堰堤はスリットが倒木で埋まっているため、右から巻く。
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7:30堰堤を過ぎると万太郎本谷の遡行が始まる。日ごろ行っている奥多摩の沢とは水量、沢幅など段違いのスケールで圧倒される。

雪に磨かれ水に侵食された複雑な造形を持つナメ、緑がかった深く澄んだ釜、広がる広葉樹の森、上越の沢を堪能する。

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気がつくと晴れてなかなかの沢日和。
遡行図に載っていない滝が多く、その一つ一つがなかなか手強い。暑ければ泳いで取り付きたいところだが、そこまでの気温ではない。極力水につからないようにへつりから滝に取り付き乗り越えてゆく。関越トンネルの換気塔を過ぎ、15分ほど行くとゴルジュになり、オキドウキョのトロを迎える。水は冷たいがここは右岸から左岸に泳いで渡る。ゴルジュに差し込む日差しが美しい。

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オキドウキョのトロを通過し1時間後、もうひとつのトロに。予習不足で泳いで突破すべきか巻くべきか悩むことに。腰まで水につかり探りを入れること3分、いったん戻ると震えが止まらない。Yさんが手前の右壁を登り巻き、それを追うと非常に悪い。たまらずロープをもらい、どうにか乗り越えるがその先も明らかに踏み跡はなく、懸垂で沢に下降する。ここだけで1時間半を費やす。
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その後もナメや3~4mの滝が次々と現れ、休憩もロクに取らずに歩き続ける。

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13:00 本日のメインイベント一ノ滝20mが現れる。イマイチ乗り気ではなさそうなYさんに触るだけでも、といって右壁に取り付く。4mぐらいにハーケンの残置がありランニングを取るがその上には残置は見当たらない。ハーケンを打ち前に進むが、決ったのは1本目だけ。2箇所で試みるがまったくもって決まらない。ヤバイヤバイと思いながらにじり進む。ぬれているところはぬめり、スタンスには泥がのっている。やっとの思いで潅木にランニングを取ったときには15mのランナウト、寿命を削る。Yさんによると途中に残置があったらしいが、登っているときの自分は視野狭窄状態だったらしい。

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14:30二ノ滝は右側から簡単に。巻いたわけではないが登ったわけでもないといったところ。

15:00前に右岸に幕営適地を見つけテントを張る。一息ついていると7人ぐらい男女のパーティが藪を掻き分け下から現れる。今日は他に男2組のパーティを見かけ計3組の入渓のようだ。
時間もあるので焚き火を起こすが、前日まで雨が降っており、薪の量も少なかったため火を維持するのが難しい。だらだら酒を飲んで21:00に就寝。

9/6(日) 曇り→雨

高曇りの朝を迎える。谷川らしい天気だ。今日の目標は土合駅13:50発の電車に乗ることであり、ツメに手間取って11:30までに肩の小屋についていなければ茂倉新道での4時間の下山となる。5:00に起床し、6:00出発。

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水はいっそう冷たく、余りぬれないように巻き気味に滝を越していく。

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7:00遠めに巨大な滝が見える。一瞬三ノ滝かと思い、あんなの登れるわけないと思う。しかし、実際はその手前で左に別れ、2段の滝となっている。下段はYさんリード。水流沿いではなく、ちょっと離れた右側のルートを軽快なクライミング。フォローで登ると残置の3ピン目(?)の後がちょっといやな感じ。

続いて上段をIがリード。水流左を登ろうとするが下部でホールドを探る。これといったものがなく、ヌメりと冷たい水に戦意を失い、右手のルンゼから潅木帯を巻き上がる。

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三ノ滝を過ぎると水量もかなり減り、ようやく普通の沢といった感じになる。そして、源頭部に近づくにつれてヌメりもひどくなっていく。登りの斜度もきつくなり、息が乱れるがYさんは涼しい顔で先を行く。右手右手に沢を分け入り、1600mぐらいで水流が枯れるとヌメりもなくなる。最後は、枯れ沢を詰めていくとかなりはっきりした踏み跡が右手に現れ、笹薮の中に追っていくと急に稜線の一般道に飛び出す。晴れていればすばらしい光景が広がるはずだが、ガスに覆われ展望は無し。

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5分ほど歩けば肩の小屋に11:00着。9月の上旬とは思えない冷たい風に吹かれながら沢装備を解除し、天神尾根を進む。今日の核心はこの下りらしく、濡れた木道や岩で転ぶこと3回。恐るべし蛇紋岩。
ロープウェイで下山し、土合から土樽へ電車で移動、車を回収して湯沢の山の湯で3日間の沢旅を締めくくった。

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2015/8/22-28 北海道山旅第2弾(十勝岳、アポイ岳)

メンバー : K子
場  所 : 「十勝岳」 と 日高の「アポイ岳」

黒ラベル北海道限定版。これうまいです。

黒ラベル北海道限定版。うまいです。

 

山行レポートの出だしに、こんなこと書いたら怒られるかもしれないが、私は、「山登り」よりも「旅」が好き。とりわけ、「裸の大将放浪記」に憧れ、一人旅をしてきた。
特に、北海道は大好きな場所である。

今回の旅では、旦那様を誘ったが、興味がないと断られたのでやむなく、やむな~く一人で旅をしながら、山に登ろうと決めた。

 

 

 

第一幕 : 天国と地獄の山?!

8/22(土)
旭川空港からレンタカーを借りて、美馬牛・美瑛・富良野を観光。
ここは誰が写真を撮っても、それなりに絵になる風景が切り取れる。

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その後、明日の下見に、十勝岳温泉登山口(標高1280m)に向かう。
十勝岳温泉は、大学2年生の時に親友と北海道で初めて泊まった宿があり、人生初の混浴に入り、おやじにお尻を見られてしまったことだけが記憶にある温泉だった。
明日はここの登山口からピストンで 『十勝岳』 に登る。

本来、このコースではなく、望岳台からの最短ルートで行きたかった。
*そんなに山が好きでないので大抵一人で登るときは、一番時間の短いルートを選ぶ。
望岳台からのルートは、十勝岳の噴火警戒レベル2を受け、ルート一部が規制対象区域にあった。山岳会に入っていて、規制対象区域を通る計画など立ててはいけないと、十勝岳温泉からの往復8時間コースにした。
この時は、「なんで遠回りしないといけないの~」という思いが強かった。

今宵の宿は『白金温泉』のホテル。山を下った標高約650mに位置する。

8/23(日)
5時、ホテル付近はかなりガスガス。
フロントの従業員に、「今日は、山は曇りですかね?」と聞いたら、
「山の上は晴れてることもあるから、行ってみたら。」と言われ、車を走らせる。
言葉どおり、登山口では山の上が晴れているのが見える。うれしい!

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6:10登山口を出発。
山が迎えてくれてるように感じる。

 

安政火口方面から陽が登る。 しばらく火口周辺の緑のない登山道が続く。

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なんとも殺風景な山だなあと思っていたら、道が反対側に折れ曲がるようになったところで、眼前に、緑色の風景が飛び込んできた 『富良野岳』 である。
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十勝岳は火山の山というイメージで、
行程中、こんな緑ゆたかな光景を見るとは思っていなかった。ちょっとワクワクしてきた。

 

 

 

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と思っていたら、尾根に出ると、
また火口付近の風景が飛び込んでくる。
このあたりから、
『緑の天国』 と 『火口の地獄』
の山だなあと感じてくる。

 

 

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上富良野岳到着。ここから縦走!
写真右側の山は、上ホロカメトック山。
その奥に尖がって見えるのが十勝岳。

 

 

 

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上ホロカメトック山からの十勝岳。
左側火口沿いの崖っぷちが縦走路。

写真ではわかりませんが、火口から吹き上げる風は強く、緑側からの風は心地よくて、ますます左は地獄、右は天国だ~とか思って登っていました。
*写真の避難小屋がわかるかな。
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十勝岳の登り口に到着。
火山岩がごろごろしているが歩きやすい。

 

 

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振り返ると、こんな風景が広がっていた。十勝岳の縦走路は大きなアップダウンなく快適でとっても楽しかった。
一方、最短コースである望岳台からの最後の登りは砂走りのような道でしんどいらしい。
噴火規制のおかげと言ってはいけないが、十勝岳温泉コースを選んだのは大正解だった!

 

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10時、頂上到着。
雲海がきれいで1時間程のんびりしてしまった。すぐ後の山は美瑛岳。
その先の先には、
憧れの『トムラウシ』が見えるか見えないか・・・
次は、縦走でトムラウシに行きたいな・・

 

復路は、避難小屋を経由して、イワギキョウのお花畑を見に行く。
既に花の盛りは過ぎているが、それなりに群生してて、花好きとしてはたまらなかった。
ここは天国~!

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そんなこんなで、登山口に戻ったのは2時半。
今宵の宿は、美瑛の新栄の丘近くにある。

19DSC_3993新栄の丘にて夕日を見つつ、反対側の山を見渡したら、山は左の写真のとおり厚い雲のなか。今日の下界は、雨交じりの天気で、山の上だけが晴れていたようだ。

昨年の羅臼岳と斜里岳の天気がいまいちだった分、今年は神様が晴れた山を歩かせてくれたのかと思いました!

 

とりあえず、ここまで第一幕終わり。

 

第二幕 : 念願のアポイ岳で、何を感じたか。

8/24(月)
今日は、美瑛から襟裳岬を経由し、アポイ岳の麓の町、様似町への移動日。約280kmの運転。ちなみにアポイの麓は、Y田さんの故郷です。

途中の寄り道1 : しあわせ目指して!(山には全く関係ありませんが)

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昔、流行った「愛の国から幸福へ」の幸福駅に寄ってきました。 国鉄旧広尾線(廃線)の駅です。

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途中の寄り道2 : 山が太平洋に消える風景

襟裳岬に立ち寄りました。
襟裳岬は、日本でも有数の風の強い場所で有名な岬です。
それよりも、森進一の演歌で有名かもしれないですね。

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またまた山に関係ない報告をしいていると思われるかもしれませんが、襟裳岬は、日高山脈の先端に位置し、その先端から約2キロに渡り岩礁帯が続き、日高山脈がそのまま海に続いているという、非常に山に関係の深い場所です
私はこの山が海に消えていくという風景を見てみたかった。曇り空で、風も強かったですが、なんか去りがたく、1時間位居てしまった。

今宵は、アポイ岳麓の駐車場で車中泊のつもりでしたが、運転が長かったのもあって、かなり疲れているのを感じ、急遽、麓の旅館『アポイ山荘』に宿泊しました。

アポイ岳は、標高810m。特殊な土壌と夏の海霧による冷涼な気候のため、低い標高でも数多くの高山植物が咲き、固有種も多いなど、「花の百名山」として有名な山です。
時期外れではありましたが、花の名山に登りたいと、これまた念願でした。

夜に、Y田さんから故郷の山である『アポイ岳』の熊情報のメールが入る。当たり前のように熊がいるという情報にびびりつつも、なにかエールを贈られたようで、登るのが楽しみになってくる。

 

8/25(火)
昨日の曇天から、今日は雲ひとつない快晴。
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アポイ山荘のお部屋から、
アポイ岳から朝陽が昇るのが見えた。

 

 

 

登山開始6時40分。
先行者は6時に出発した2名のみで、時期はずれの平日だから後続が来る気配がない。
(花の最盛期は行列になるとのこと)

26DSC_4031  ここから、熊を恐れながらの登山が開始される。

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途中の道にも熊避け鐘が何箇所か設置されていた。
Y田さん情報どおり、熊が多いんだということをリアルに感じさせる。
怖くて、熊鈴を手に持ち、ずっと鳴らしながら歩いてきたが、そこでふと気付いたことがあった。
自分の鳴らす熊鈴が、自然の音を掻き消していることに気付いた。
せっかく一人で、自然の中を歩いているのに、私の音に鹿が驚き、せっかく出てきたリスも驚き、鳥の声や沢のせせらぎの音が消されてしまっていた。
「私って、自然を楽しめているのか」と複雑な気持ちになった・・・。
また、変な鐘を鳴らして、エリアに踏み込み、自然のじゃまをしている存在であることも認識した。
これからも山に入らせてもらっていることを自覚して登らないといけないと思いました。

28DSC_4130Y田さんからの情報では
5合目付近に熊が多いとのこと、そこには避難小屋があり、アポイ岳への稜線が見えてきた。
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8合目付近まで上がってきた。
アポイ岳から吉田岳、ピンネシリ岳へ続く縦走路が気持ち良さそうだった。
その奥には、日高の山脈が見渡せた。

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登山道を振り返ると、海が見渡せた。
風が気持ちいい。

 

 

 

32DSC_406831DSC_40669時、頂上に到着。
先行者に写真を撮ってもらった。埼玉から来た御夫婦で明日は神威岳に登るとのこと。山の選択が熟練者であることを感じさせた。

頂上は展望がなく、なんとなく物足りなさを感じた。
そこで、名前が気に入り、往復2時間の隣の山、『吉田岳』まで縦走してみることにした。一般道だし、地図もある。天候も安定しているので進むことにした。でも、計画に無かったので、Y田さんと旦那様にメールを入れた。
マダニがいるかもしれない笹の道を行かなければならないのが一番不安だった。

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吉田岳方面縦走路

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アポイ岳方面を振り返り

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途中、固有種「アポイアズマギク」発見か?!
でも、咲く時期は違うのだが・・
固有種「ヒダカソウ」は絶滅の危機に瀕しているため、ヒダカソウが咲いている場所への登山道は閉鎖されていた。

 

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10時、吉田岳に到着。
その途端、『ぶよ』の大襲撃にあった。
その数がどんどん増えてくる。
たまらず写真だけ撮って、速攻戻ることにする。でも、久々の獲物と思ったのか、しつこく付き纏われた。
左の写真の黒の点々は、『ぶよ』なんです。

 

 

登山口に戻ったのは、12時30分。
マダニが付いていないか、アポイ山荘でお風呂に入って確認。
お昼食べてたら、あっという間に15時前になってしまったので、今日はニセコに向かうのをやめて、日高で泊まることにした。

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そして、宿にはゆっくり向かえばよくなったので、
また襟裳岬に行ってしまった。
襟裳岬がえらく気に入ってしまった。

晴れていても風は強い。
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宿に向かう途中、山には関係ないが、素敵な光景を目にした。
親子岩(左の写真)の海岸で、戯れる親子と落陽の様子です。
この日のエンディングとしては、最高の光景でした。

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Y田さんの故郷は素敵な自然が残る、良いところだと思いました。
自然を大切にしていかないとですね。

長くてすみません、やっとこさ第二幕終わり。

 

番外編 : その他もろもろ  *登山には関係ないです。

三つ目の山である「羊蹄山」は天気が良くないので諦め、観光・食に気持ちが向く。

8/26(水)
日高から、札幌、小樽を通って、積丹に向かう。
高速道路であっという間に着きました(とは言っても3時間かかりましたが)。

45DSC_4178積丹は、『うに』が有名!
今週で漁が終わるという『うに』を食す!

北海道で食べるこの旬の『うに』は
東京で食べる『うに』とは味が全く、全く違う。
「うまい、は~」とため息がでるおいしさです。

 

 

8/27(木)
ニセコで懐かしい人に会いに行く。
私は、18年前の冬に、当時、網走駅にあった『麗門亭(れもんてい)』という、列車を待つ旅人には有名な喫茶店に1週間だけバイトしに行ったことがあった。
そのオーナー夫婦は、今は、ニセコで 『hourglass』 という喫茶店兼宿をやっていて、この人たちに会うのも旅の目的の一つであった。
連絡もせずに突然訪れたからか、かなりびっくりしていた。

オーナーのトムさん。

オーナーのトムさん。

 

 

 

 

 

 

仕込みに時間かけてます。

仕込みに時間かけてます。

当時の話しをつつ、
喫茶店の名物料理だった『カレー』を食す。
ちょっと味を変えたと言っていたがベースは変わらず、懐かしく、とてもおいしかった。

 

 

 


最後に

今回は、山登りもそうですが、長距離の運転もあり、安全を意識して行って来ました。山だけでなく、様々な光景、おいしい食べ物にも出会い、有意義な時間を過ごし、大切な思い出となりました。
一人で旅すると、一つ一つのことに一人で向き合うからか、考えたり、感じることも多くて、心がちょっと豊かになったような気がします。

そして、旅の途中思ったのは安堵できる帰る場所があるから、旅に出たくなるのかなと・・。
信頼して山、旅に行かせてくれる家族や気にかけてくれる人がいることを認識して、責任持って行程を楽しまないといけないなあと思いました。

長くなりましたが、終わります。

カテゴリー: 山行レポート | 2015/8/22-28 北海道山旅第2弾(十勝岳、アポイ岳) はコメントを受け付けていません

2015/8/22 川苔谷逆川

8/22(土) 曇り時々晴れ
参加者:I、Y

9月定例山行の下見を兼ねて上越の沢を検討していたところ、Yさんから、Sさんに岩を断られたので同行したいとの申し出。翌月の会山行の下見で構わないならとの前置きだったが、カモシカスポーツのセールに行きたかったこともあり、GWに行った奥多摩の逆川をチョイス。
逆川といえば昨年、Nさん、Y田さん、Wさんが遡行し入渓も下山も懸垂したのに対し、GWに一人で行ったときにはまったく道迷いをしなかったこともあり、ルートミスはあり得ないとタカをくくっての山行であった。

7:30過ぎに川乗林道の入渓点につき、準備。前回、遡行図の他に地形図の準備を説明したので準備状況を確認したところ、Yさんの用意した地形図は、残念ながら逆川付近が圏外であった。地図読みの道は長く険しい。

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気を取り直して8:00入渓。踏み跡をたどって川苔谷に降り立ち、左手に遡行すると、ものの数分で右手に逆川を分ける。奥多摩らしく薄暗く苔むした沢だが不思議と癒される感じがする。GWに来たときより水量はやや多目。

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すぐに3mと7mの滝。3mは先行して上から肩がらみでロープを出す。7m滝はビレイをしてもらうがホールドも多く不安感はない。Yさんもよどみなく登る。

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CSの3m滝をすぎるとちょっとした小滝を織り交ぜながらゴーロ帯に。
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逆川は、大きな滝は余りないが淵や釜を持った小滝が多く、へつりからの取り付きなどボルダーチックで楽しい。今回は天気の割りに水もそれほど冷たくなく、落ちてもドボンですむので余りロープは出さず、どんどん水際をアタックしていく。

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樋状の滝では突っ張りに挑戦するが、Yさんはどうも怖い様子。突っ張らずについスタンスを探して立とうとしてしまう。
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釜を持った2m滝。左手からへつって取り付く。水の中のスタンスと効き方を考えながらホールドを探るのが面白い。水に落ちてもYさんはすぐに取り付きなおす。線が細い割りに打たれ強い。
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釜を持った2m滝。左手からへつる。
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ゴルジュ帯を抜けて沢は急に開ける。日も出て、谷筋に降り注ぐ日差しが神々しく、しばし見とれる。

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中流域も小気味良く登れる小滝が続き、歩いていて楽しい。休憩も取らずに歩き続ける。

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 狭いゴルジュの3m滝は、水中のスタンスを拾って右からヘツって取り付く。

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11:15樋状3段10m ツッパリで。やはり不安そう。

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10m滝。ロープを出し、右手を登る。残置のハーケンが2箇所あり、ホールド、スタンスも豊富で気持ちよく登れる。Yさんが登ったところで軽く支点構築とリードでのビレイの説明をする。今回は木の根を使った支点に半マストでビレイ。

12:15 10m滝を登ったところがウスバ林道になり、今回はそこで遡行終了。林道で装備を解除、下山にかかる。すぐ右左というより上下の分岐に当たり、前回はどっちだっけと考えながら水平に近い下の道に入る。振り返るとすべての間違いはこの選択で、おそらく正解は上の道を選んでウスバ乗越へ行くルート。ウスバ乗り越しには道標が立っていて、そのまま踏み跡をたどればウスバ尾根の南側をつづら折りで竜王橋まで1時間ほどのはず。
トラバース気味の林道を地形図とGPSを頼りにウスバ尾根へと進む。なぜか自分自身で地形図にウスバ尾根をまっすぐ降りるように線を引いていたがそれも誤り。微妙な踏み跡に導かれ、ウスバ尾根のザレ気味で不安定な急斜面の杉林を木を頼りに無理やり下降して行く。
標高700m付近、キャニオリングの歓声が聞こえ始め、下にかろうじて林道が見えたところで行き詰まる。ザックに仕舞ったハーネスとロープを取り出し、懸垂下降。15m×3回の懸垂をへて林道に降り立ったときには15時を回っていた。

温泉にも寄らず車を走らせたが、青梅街道の渋滞にはまり、高田馬場についたのは18:35。すでにアウトレット会場は閉まっていたが、本店に行き閉店のアナウンスが流れる中、クライミングシューズを購入。閉店時間をすぎても試着に付き合っていただいた店員さんに感謝。
大宮市場のキッチンほしので夕食、トンカツとエビフライ&メンチでカロリーを補い、逆川とカモシカセールという2つの目標を達成した一日を締めくくった。

何度となくへつりや小滝でのドボンにめげず、すぐに再び取り付くYさんの姿に「ナイスファイト」を贈る。今後の課題は、やはり地図読みであるのはお互い様。もうそろそろ変なうわさが立てられそうなので、次回は他の人も誘うこととしたい。

カテゴリー: 山行レポート | タグ: , | 2015/8/22 川苔谷逆川 はコメントを受け付けていません