2015/2/15 那須朝日岳

メンバー:
I倉さん(L)・しづちゃん・ダイアン・さっちゃん・かまざわ(記)

この時期、峠の茶屋までマイカーで行けないため、麓の大丸駐車場に車を停めて出発。
空は快晴! しばらくは風もそれほどなく、ツボ足でサクサクと歩きやすい雪道を登る。

樹林帯を抜ける少し手前から風が強くなり、足元の雪質も固くなって傾斜も出てきたため、アイゼンを装着してGo⇒
どんどん風が強くなり、寒さも増す中、出発から2時間ほどで峰の茶屋に到着し、休憩~

茶臼岳を後ろに、目の前には第1峰目の剣が峰。
アイゼンで岩場をガツガツ登り、一旦下って鞍部へ。。。

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岩ゴロゴロと雪で、アイゼンでは歩きにくい道が続きます。

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見事な樹氷。

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朝日岳の鞍部を行く。
先ほどの岩場から一転、真っ白の世界♪

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しばらくするとまた岩場。
ここから山頂までずっと岩場が続きます。

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アイゼン使いも、だいぶ慣れてきました。

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朝日岳手前のピークをトラバース。

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朝日岳山頂!
他に誰もいなく、OAC貸し切り(ダイアン曰く、5人占め♪)状態(*^^*)P
山頂はとにかく風が強く、のんびりもできないため、少し風の弱い場所まで下りてからお昼ゴハンにしよう! ということで、早々に下ることに。。。

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西側の岩陰でランチタイム。
狭い場所で、岩に張り付くようにしてお食事。

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本日の核心部!
登りより下りの方が、ちょっと怖~い。 足場の幅が狭く、大きな石をまたいで慎重に。
頼りの鎖も雪に埋もれていて、掴むものがないので、ピッケルを差し差し。。。

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剣が峰の雪面。本日最後の登りです。
左にうっすらと登山道(夏道?)らしき跡がありますが、足跡はなく、冬はみんなこの斜面を直登している様子。

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登りきったぁ~! 真っ青な空。。。

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目の前は茶臼岳。
活火山らしく中腹から煙が上がり、近づくにつれ硫黄の臭いが鼻をつきます。

そして、峰の茶屋で休憩し、サクサクと下山。
終始みんなの笑顔(おしゃべりも?)が絶えない楽しい山行となりました。

今回は雪に加え、アイゼンで長時間岩場を歩くという貴重な経験をし、またまたひとつ成長した気がしました。
こんなにも盛りだくさんの現場?で、ステキな写真を提供していただいたI倉さん、ダイアン、しづちゃん、ありがとうございました。そしてパワフル娘のさっちゃん。。。いっしょに成長しようね♪ みなさん、楽しい時間をありがとうございました (*^^*)V

 

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2015/02/01中津川滑沢アイスクライミング

メンバー:S(L) O  K

9:00こまどり荘駐車場9:25→F1→F5→F715:30撤退→懸垂下降及び歩きでの下降→F117:20→17:30こまどり荘駐車場18:00

今回、S田さんがアイスを始めた頃に行った滑沢に行きたいとの事で滑沢に行ってきました。滑沢の滝でアイスクライミングと聞いていたので傾斜もそれ程では無いだろうし、アイスと聞くとゲレンデ的なイメージが先行してしまいお気楽モードで遡行していて、ヘッデンギリギリになるとは思っていませんでした

駐車場に着いて車外に出ると、さっむい歩きもあるとはいえ日も当たらないしクライミング中の待ち時間もあるので厚着をして出発!今回リーダーでは無いので色々とお任せでした。つり橋を渡り切った所から右手の柵を越えてフィックスロープがあるのでそれを伝って降りるとF1下部に到着。F1を見上げると青くなっていないし滝も細く白い、S田さんが「あんまり状態良く無さそう」と言いつつも、折角準備して来たのだから「行ける所まで行きましょう」となり、そこでクランポン装着してロープ出して登攀準備出来たらS田さんリードでスタート

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登る前に凍り方が甘い感じがすると言っていたが、実際そのようで下で見ていても軟らかいからかアックス、クランボンは良く刺さるのだが氷が良く壊れるそれでも傾斜が緩いから体力的には楽だろうけどスクリューが短い物しか決まらないようなのと氷が想像以上に軟らかく薄いので精神的にはよろしくないようです。セカンドでK保さんが登り最後私を引き上げてもらう。スクリューの回収でアックスを手から離してスクリュウを逆回転させなければいけないのだが、私のアックスはリーシュが付いているタイプなので邪魔で仕方が無かった(汗)F2はフリーで登ってしばらく沢歩きで高度を稼いで行くF3、F4と上に行くにしたがい何故か暖かく感じる実際上に行くほど凍り方が甘く氷の後ろを滝が流れているのが透けて見え音も良く聞こえた。

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F6ではリードをさせてもらいアイススクリューを入れるが短い物しか刺さらず又廻しこんでいくとスクリュー周辺の氷が白くヒビ割れていくのは嫌な感じがしたF6登って一休みしながら最後のF7を見ると遠目にも滝が黒っぽく見えて凍って無いのが判ったがS田さんが登りたいとの事なので大休止後にF7へ下部は穴が開いて流れている滝が見えるものの何とか氷の厚さはあるが中間から上部が薄く5cmあるかどうか場所によっては3cm無いだろうそれでもS田さんはどうにか登れないかと廻りを観察して滝流芯左手側を登ろうとしてアックスをフッキング気味に効かせて体を持ち上げ左クランポンを蹴り込むと50cm四方の氷が無常にも崩れてしまう流石にこれではとなり又時間も15:30になろうとしていたので心残りだが最終のF7を残して撤退となった、アイスクライミングと言うよりは凍った滝を登る沢登り的な感じがして少しアルパインちっくでもあり岩稜帯の歩きや滝登り等色々な要素があって楽しめました

登る時は歩きも気にならなかったが下降でのアイゼン歩行は思いの外、脚にクルし歩行に気を使う懸垂下降は計5回したのだが新しいアイス用ロープは固くて絡まり易く、毎回パスタ状態になり下降途中で解す作業が必要になり時間がかかってしまった。F1を降りて河を渡渉してこまどり荘に辿り着くと既に真っ暗でヘッデンを灯してトイレに行くと、こんな時期のこんな所で誰も居ないトイレに暖房が効いていて自動点灯の照明が点くと日本の公衆トイレ事情は本当に凄いなと感心してしまった。

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暗くなった駐車場で装備を片付け着替えて車に乗り込み駐車場を出る、道の駅大滝温泉は時間的に無理そうなので秩父市内へ向かう、この辺りまで来ていると下道が長い上に、夕方から夜の時間なので通行量も多くて秩父市内で19:30を廻ろうとしていたお風呂は諦めて御飯食べて帰ろうとなりレストラン エデンカツが有名なようだが車内で味噌豚の話をしていたので全員ポークソテー(ジンジャー、ガーリック、味噌漬け)を注文して完食疲れているからか味付けもう少し濃い方が良かったと全員の意見でした。名物はカツかカツカレーのようなのでそちらの方が良いかもです行く前に折角研いだアックス・クランポン丸くなっちゃったから又々研がないとだ

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2015/1/17-18 いわき青葉

メンバー:O原、N澤、I(記)

1年振りの東北クライミング@いわき青葉
日差しぽかぽかで、風が止むと半袖でもジンワリ汗を感じるほどの陽気。

ここは砂岩で近くの岩場ではお目にかかれない、
そして、ルートによっては終了点クリップ後、マントルを返して終了
いうものがありマントルが核心だったりするので
なんともいやらしい。

前回宿題となった、
・バラ色のエアメール【11b】★★★ RP
2015-01-17_バラ色のエアメール@青葉.mp4_000140038
マントル時の隠しホールドを地元のクライマーさんに伝授してもらい1年越しのRP。

 


 

・カエルの喉チンコ【11c】★★★ ×
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またしても宿題に・・持久力不足痛感

 

 

 


 

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奇跡的にキャンセルがでたクライマー宿で、快適に過ごせました。
帰りの柏で寄ったデカ盛り店でカツカレーが食えなくて(売切れ)
無念。。
代わりに食したタンメンはボリューミー以外は特にフツーでした。

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2015/1/25 三ッ峠(地図読み講習)

メンバー:(L)A香、K沢、O薗、K籐

前日、机上での地図読み講習会を行い、本日はその実践版として、新年に相応しい三ッ峠(木無山・開運山・御巣鷹山)の、最高峰である開運山へLet‘s Go!

今回のコースは、三ッ峠登山口バス停からで、山小屋のジープで毎日のように(?)圧雪されている、言わば“林道”コースであるため、軽アイゼンでOKです。朝からお天気も良く、ハイキング気分での楽しい山行となりました。

三つ峠01②  三つ峠20      登山口にて                 案内板

先ずは、本日最初の地図読みです。
地図とコンパスを出して、現在いる場所から目的地(開運山山頂)が、どの方角にあるか?を、導き出します。昨日教わった手順を思い出しながら、たどたどしく。。。

方角が定まったら、コンパスはそのままウェストポーチに仕舞い、林道の入口へ!
ジープで圧雪されているとはいえ、たくさんの登山者のアイゼンで、路面はガリガリ君状態。。。しばらくは歩きにくい道が続きます。

コースのちょうど真ん中辺あたりにテーブルとベンチが設置してある場所があり、ちょっと休憩~
はい!ここでまた地図とコンパスです。先ほどと同じく、現在地から目的地の方角を割り出します。くねくね歩いた分、少し向きが変わって、みんなのコンパスが同じ方角に向いたところでOKサイン。

三つ峠02②
ベンチが凍ってて冷た~い。。

三つ峠04  三つ峠05      中間地点の標識          所々に管理用のジープが!

中間地点を過ぎるあたりから、路面のガリガリ君も無くなり、歩きやすい雪道に。そして地図で路面の傾斜を見極めます。もう少し急坂を上ると尾根に出て、緩やかになることが解ります。

大きめのカーブで沢沿いの樹林帯が開け、目の前のピークに鉄塔が1個。
K沢:「あっ!あれ、山頂ですか?」
A香:「地図を見ましょう」
そうでした。。。

いつも人に聞いてばかりで、自分で地図を見ようとしなかったのがバレバレ。
で、その鉄塔は御巣鷹山の山頂であることが判明。そういえば昨日、地図で鉄塔の数数えたなぁ~。。。(開運山の山頂には鉄塔のマークが4個)

尾根に出てしばらく行くと視界が開け、太陽の光が暑いくらいに!
木無山を巻いて三ッ峠山荘に到着し、いちばんのビューポイントから富士山を拝む。

三つ峠07  三つ峠08     目の前に富士山♪              南側斜面の崖

冬季休業かな?と思っていた三つ峠山荘は営業中で、無事ピンバッヂも購入し、見た目は怖いけどとても人懐こいワンコちゃんと戯れ、開運山山頂は、もうすぐです。

三つ峠13小 犬の方が逃げ腰(笑)

少し先の四季楽園(失楽園みたい。と思いきや、なんと大正10年創業の老舗でありました)を通過して、最後の短い急坂を登りきると、賑やかな山頂に!

三つ峠16②  三つ峠18②     富士山をバックに             石碑の裏側からも♪

まず証拠写真を撮り、またまた地図とコンパスを取り出し。。。今度は地図上で、今自分がいる位置を特定します(もぅ判ってますけどねP(*^ ^*))。これも勉強!勉強!
現在地から見える、何か目印になるものを2つ以上探し、今度は目的地の方角を割り出す手順と逆の手順で、自分がいる方角の延線を割り出します。2つ以上の目印から延線を割り出し、重なった場所が、ほぼ現在地。

最初は(内心)めんどくさいな~と思っていたものの、ちょっと解ってくると面白くなり、また天気にも恵まれて目標物が良く見えるので、今後も思い出したら地図を読むという習慣を身に。。。つけられたら。。。良いなぁ。。。と。。。 忘れそうですが(汗)

山頂は混んでいるので、途中の広くなった場所まで戻り、お昼ゴハンをいただき、やっぱり下りは早い早いっ! 三つ峠山荘で仲良くなったワンコに、「また来年来るよ!」別れを告げ、中間地点のベンチで一休みして一気に下山。

山中湖温泉 “紅の湯”にて、夕日で眩しい富士山を眺めながら気持ちの良い温泉に漬かって、帰路につきました。

講師役のA香さん、雪山デビューのO薗さん&K籐さん、お疲れさまでした♪

 

 

 

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2015/1/10~11 冬合宿(硫黄岳) ピヨコ隊が行く!

メンバー:
瀬下さん(L)・やまゆりさん・S崎さん・古沢ちゃん・ダイアン・Naoちゃん・釜沢(記)

2015.01.09(金)
1泊2日組4名全員で乗れる車がないため、夕方、I倉さんのノアを借りに行く。

2015.01.10(土)
途中で古沢ちゃんを拾いつつ、6:00am に土呂駅にて、S埼さん&Naoちゃんをピックアップ。。カーナビを美濃戸口に設定し、順調にスタートを切ったのも束の間、走りだしてほんの10分~20分くらいしたところで、ふとナビ画面を見ると。。。!
「地図かCDを入れてください」(だったかな?)のメッセージが。。。
その後、CDを出したり入れたり、エンジン切ったり、あの手この手で元に戻らず(泣)
念のため持ってきていた長野県地図を頼りに、S崎さんにナビをお願いし、どうにか予定通り美濃戸口までたどり着く。ふぅ~。。。

ここで、瀬下さん・やまゆりさん・ダイアンと合流。
①
とっても良い天気♪

③
美濃戸で1枚。
ここから北沢(赤岳鉱泉)方面と、南沢(行者小屋)方面に分かれます。今回は赤岳鉱泉泊なので、北沢へ。

⑤
この上ない美しい空。
空気が澄んでいるこの時期ならではの景色ですね。明日も期待できそうです。

⑥
セレブな香り漂う、キレイどころ2名♪

⑦
年末からの雪で、この時期にしては積雪量が多いけれど、トレースばっちりなのでサクサクと歩きやすい道が続きます。

堰堤広場を過ぎて、やまゆりさんからのクイズ!ここから先に橋はいくつあるでしょう?答えは13個なのですが、みんなで数えながら歩いていくと、最後の13個目の橋を渡り、「もうすぐ赤岳鉱泉だ~!」と、喜んだ矢先。。 あれ?もう1個ある。。。!?
どこかで1個飛ばしたのか?それとも14個が正しかったのか?明日の帰りにもう1度数えよう!ということになり、その結果は後ほど。。。

⑧
突如視界が開け、アイスキャンディーがドーンと目の前に。
気のせいか?昨年よりも面積が広くなった気が。人工物とはいえ、青白い氷の巨岩がかっこいい!いつの日か自分もこんなところに登る時がくるのだろうか?(。。。たぶん来ないと思う)

⑨
テント場から主峰赤岳を仰ぐ。

⑩
山小屋で。
やまゆりさんの機転のおかげで、なんと、こたつ付きの個室に♪
んっ? 約2名、変な目の人が。。。!?!?

⑪
夕食は、小屋のスタッフさん曰く「今日は3回戦」の、2回戦目で、18:00~の予定が18:30~になり、小屋泊としてはちょっと遅いディナー。 メインは豚しゃぶ&ホッケ(焼)。 ホッケは焼きたてで温かく、しゃぶしゃぶも茹でたて(←これ当たり前)で、みなさん完食!お酒を片手に、とても美味しくいただきました。

明日に備えて、21:00頃に就寝。
布団にもぐり、部屋の電気を消してしばらくしたころ、廊下で、ソロリソロリと足音がして、お隣りの個室の扉を開ける音。と、次の瞬間、「あっ!まちがえました!すいませんっ!すいませんっ!」。。。 !まぎれもなく、おさぽんの声だっ!なんてハプニングもあり(困)。お隣のご家族のみなさん、お騒がせしてスミマセンでした。。。

2015.01.11(日)
4:30am起床 ⇒ 5:30am瀬下さんのテント集合 ⇒ 6:00am出発

瀬下さんをリーダーに、スタート早々ヘッデンを止め、雪明りに目を馴染ませながら、少しずつ明けていく空の下、緩やかな樹林帯を登っていきます。⑫

直前の天気予報では、この辺りは今日1日中曇りか雪らしいとのことで、心配していた気候は?というと、空気は思ったほど冷たくなく、風もなく、青空もなく(悲)。。。⑬
小雪の舞う中、トレースの脇に入り込んで、みんなで記念撮影。

⑭
雪空のおかげで(?)全てが真っ白の世界。これもまた良いかもね!(と、ポジティブ志向に切換えつつ、一瞬でも晴れることを願いながら)

順調に樹林帯を抜け、遮るものがなくなると、そこはすごい風と寒さで、立ち止まるたびに指先が冷え、目出帽をスッポリ被り、あぁ~。。。やっぱりこうなるのか。。。と、悲しくも予想通りの展開に。
稜線に出て、凍える手でストックをピッケルに持ち替え、硫黄岳山頂までは追い風のため、吹き付ける冷風でお尻が痛くなり(後日他のメンバーに話したところ、自分以外だれもお尻なんて痛くなっていないということが判明)、短い岩場を抜け、広い山頂へ!

⑮
視界は周囲20mくらいでしょうか?期待していた、阿弥陀~赤岳~横岳の稜線は、全く見えず、“残念!”の一言。

ちなみに昨年の西穂独標では「強盗団風」でしたが、今回は「救助を待つ遭難者」のよう。。。でもでもでも、これはこれで良い体験となりました♪

⑯
時々ホワイトアウト寸前に。

ここで、横岳の手前まで行く瀬下さん&いつもがんばり屋さんのダイアン(2泊3日チーム)と別れ、お互いの安全を願いつつ下山開始。
やまゆりさんは1人で横岳をトラバースし、赤岳展望荘まで行かれる予定でしたが、この天候を考慮し、ピヨコ隊と一緒に赤岳鉱泉まで下りてくれることに(その後、地蔵尾根経由で赤岳展望荘まで行かれるとのこと)!これはかなり心強い!!
やまゆりさんをリーダーに、今度は向い風で痛い顔をかばいながら、一刻も早く樹林帯に入りたくて、みんなハイスピードで下りまくる。

樹林帯に入ると風はほとんどなく、温か~い♪こんなに違うものなんだ。。。と驚きながら、また足元サクサクで気持ちの良い斜面を順調に下り、ショートカットで尻セード。広い斜面で滑落訓練などなど、楽しく下山。

⑰
ジョウゴ沢との分岐で1枚。ここまでくれば赤岳鉱泉はもう目の前!

10:30amくらいに小屋に到着し、今回不調で硫黄岳に行けなかった古沢ちゃんと感動の再会を果たす!
休憩スペースで軽く食事をしたり、1杯400円のココアをいただき。。。冷えた体に染み渡る美味しさではあるものの、家から粉を持って来れば良かったなぁ~と反省しつつ、11:30am過ぎには荷物をまとめて美濃戸口へ出発。

1泊2日組のS崎さん・古沢ちゃん・Naoちゃん・釜沢の4人で、また橋の数を数えながら着々と歩を進めていく。 1個目。。。2個目。。。。。。。。。。。。12個目! あと1個で美濃戸だ! わ~!下りは超~早いねぇ~! 13個目。。。

あれっ? 堰堤広場だ。。。

そうなんです。昨日橋を数え始めたのは美濃戸からではなく美濃戸~赤岳鉱泉のほぼ中間に位置する堰堤広場からだったのでした。“ぬか喜び” を絵にかいたような一瞬(笑) で、結局13個で正しかったみたいです♪

美濃戸で美味しい湧水をいただき、また残り1時間の道のりを進みます。
途中何ヶ所かショートカットをし、最後の長い上り坂をクリアし、美濃戸口に到着。やったぁ~! ここで、地元の友人と会うというS崎さんを涙で見送り、なぜか?3人とも本日一番のハイテンションでアイゼンを外していると、4人組のお兄さんたちに「デジカメのシャッターお願いして良いですか?」と声をかけられ、カメラを向けると、「ヤマネチ!」(コマネチの逆バージョン)。。なるほどねぇ~!なんて感心していたら、古沢ちゃん「それ、貰って良いですか?」 で、もらっちゃいました。“ヤマネチ”!

やまねち
OACのみなさん、今後の山行でどうぞお試しあれ。

下山後のお楽しみ “The!温泉” は、お馴染みの “もみの湯”!地図と案内板を頼りに、うろ覚えの道を走り、たどり着きました。入口を入ると、受付の横に変なものが。。。!? クリスマスツリーからのぉ~正月ツリー? なんだ?これ。
正月ツリー①  正月ツリー②
きっと明日、登攀チームもお目にかかることでしょう。

冷えた体を解凍後、高速に乗り、途中のサービスエリアでラーメンをいただき。
Naoちゃん、そこの女子トイレに大切な○○を置き忘れ、慌てて取りに戻り、昨日から “珍道中” のネタが途切れません。

そして、最後の難関。(帰りは古沢ちゃんが運転)
“カーナビ無しでI倉さん宅まで車を返しに行く” (持ってきた地図は長野県だけなので役に立たず)
それは。。。高速を降りてからが問題でした。 途中までは道路標識の「上尾⇒」を頼りに走っていましたが、上尾市に入ってからは「上尾」の文字が無くなり(そりゃ、そうだよね)、迷子になり、なんとなく「こっちかな?」というレベルで車を走らせ、途中のガソリンスタンドで上尾駅までの道を聞いて、どうにか無事に到着!
しかも、I倉さんが心配して何度か釜沢の携帯に電話をくれていたのに、その肝心の携帯電話はザックの底に。。。 本当にスミマセン。

そんなこんなで、達成感120%・しかし反省点だらけの冬合宿2015でした。

<あとがき>
今回、OACの合宿初参加のS崎さん(実は、そこそこベテラン?)と、Naoちゃんから感想をいただきました (*^^*)V

S崎さん:
天候と同行メンバーに恵まれて、皆で登るという楽しい雪山を経験させて頂きました。
また機会を作って、ご一緒させて頂きたいと思います。

Naoちゃん:
冬合宿は雪訓、刈込湖のスノーハイクを経て初めての雪山登山で硫黄岳へ連れて行っていただきました。
雪で被われた樹林帯はきれいで感動的でした。山頂は強風で視界が悪く、楽しみにしていた景色を見れずに残念でしたが、ゴーグルをつけるタイミングや風でトレースが消えてしまうこともあるので来た方向も確認しておくこと等教わり勉強になりました。
まだ勉強することは沢山ありますが、今シーズン雪山に行けたのは雪山装備を揃えるところから雪訓、刈込湖、今回の硫黄岳と面倒を見ていただいたおかげです。ありがとうございました。
私も出来ることからですが、お役に立てるようになりたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。

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2014/10/26 浅間山

メンバー  ◎かまちゃん かとちゃん ふるちゃん

<行程>
車坂登山口6:30 →(表コース)→ トーミの頭8:00 → 草すべり → 火山館9:30 → 浅間山(前掛)山頂12:20pm → 湯の平口13:40 → 草すべり → トーミの頭15:00 →(中コース)→ 車坂登山口16:00

<山行報告>
当日は天気にもめぐまれ、すばらしい山行でした。紅葉のほうは、終わりの時期でしたが、車坂峠までの道も松の木々が黄金色に燃えている様子がとても素晴らしかったです。

少し早めに出発地の車坂峠に着いたので、ここのレストハウスで朝食をとり、出発しました。出発してすぐ表コースから小諸の街並みが見えました。奥には蓼科方面の山々も見えました。朝日と重なってきれいな景色でした。トーミの頭を越え、いざ草すべりへ!

04.表コースから②  ②草すべりコースからの浅間山を眺める
表コースからの眺め            草すべりコースからの浅間山を眺める

トーミの頭から草すべりへと移ると、目の前に浅間山が見えました。湯の平高原の先に荒涼とした浅間山の姿は絶景でした。山頂付近に登山している人の様子が見られました。トーミの頭までは結構人がいましたが、草すべりの下りへと移るコースはそれほど人がいませんでした。それと、ちょうど、御嶽山の噴火も重なり、浅間山もその影響を受けたのかなとも思われます。コースを下ると、今度は湯の平口で他のコースと合流します。ここでちょっと寄り道をして火山館にも寄りました。

火山館から湯の平高原へ、、、、。外輪山の中を気持ちのよい山行が続きます。紅葉の松林の中から蛇骨岳、仙人岳が顔を出し、背後には剣ヶ峰を望みます。浅間山が大きなカルデラの中にある山ということが感じられる山行です。次はJバンド経由も行きたくなりました!気持ちのよい湯の平高原を過ぎれば、浅間山山頂へのアタックコースです。再び眺めも良くなり、今度は嬬恋村の集落の様子が望めるようになりました。足場は火山の山ということだけあって、段々と火山石に覆われ、歩きにくくなっていきました。風も強くなってきました。

④賽の河原から山頂へ  ③湯の平高原
湯の平高原                   賽の河原から山頂へ

やった!山頂へ到着!(しかし、本当の山頂にはいけません)。前掛山山頂から、小諸、嬬恋の街並みが見えました。また、黒斑山もとてもきれいでした。少々雲もでてきましたが、まだまだ、眺望は望めました。時々硫黄の臭いも感じられました。メンバーも疲れはでてきましたが、まだまだ元気、、、。疲れが体の中のアドレナリンを刺激し、段々とハイテンションへ!

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浅間山(前掛山)山頂             下山中に「かとちゃんぺ!」

帰りはたのしく下り、ルンルンと行きたいこところですが、帰りも草すべりの大きな登りがあるのが、ちょっと苦しい、、。しかし、気持ちはどんどん「ハイ!」の方向へ!雲は少しずつ多くなりましたが、まだまだ、気持ちのいい山行です。再びトーミの頭に到着。そして、仲良し記念撮影。トーミの頭で一服し、帰りは中コースで下山開始。

⑦草すべりからJバンド方面を眺める  ⑧トーミの頭での仲良し記念撮影
草すべりからJバンド方面を眺める      トーミの頭での仲良し記念撮影

中コースから車坂峠へ到着。最後に近くの高峰高原温泉で一風呂を入り、いざ、帰路へ、、、。温泉から出てきたら、土砂降り状態となりましたが、山行には全く影響がなかったです。いい山行でした。

 

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2015/1/11 風雪の赤岳主稜

日程 2015年1月11日
天候 雪(稜線上は風雪)
メンバー M崎さん(L)、I村さん、O田さん、K保さん、M野さん、T中(記録)

厳冬期の赤岳主稜は、バリエーションルートの中では、もっともポピュラーなルートの一つ。バリエーション入門級の筆者は、M崎リーダーの寛大な許しを得て、メンバーに加えていただいた。筆者自身、厳冬期岩稜帯の登攀は二回目だが、今回は厳しい環境のもとでの行動となり、多くの課題が残された。今後の山行への教訓として記録に残し、他のメンバーの一助となれば幸甚である。(筆者注:長編力作です。)

赤岳登攀メンバー6名!

赤岳登攀メンバー6名!(登攀の翌日撮影)

◆バリエーションメンバーは全員で6名
リーダーM崎さんはI村さんと組む。O田さんはK保さん、そして筆者は若者のM野さんがパートナーとなった。

◆体調管理は基本中の基本
一日前に赤岳鉱泉入りした6名は、2つのテントに3人ずつ入り、それぞれに前夜祭。寒さ、緊張も手伝ってか、4時起床時点でやや二日酔い気味。せっかくK保さんが作ってくれた雑炊を口にすることができず、パンを2つほど食べただけの朝食。いつまでたっても学習ができておらず、この時点で岳人失格。

◆風雪に対する装備
悪天候が予想されていたので、中間着を一枚加えた。下は3枚、上は5枚と着込んだが、上半身の動きを妨げないことに留意して着衣を選んだ。歩くと汗をかきそうだが、登攀時、待ち時間中の冷え対策を優先させた。これは正解だったと思う。

◆ゴーグルの失敗
6:00赤岳鉱泉出発、行者小屋6:40、ここで装備を整えた。まだ薄暗く、ゴーグルをつけると視界が悪いため、ヘルメットの上につけた。これが失敗。文三郎尾根の急登で汗をかき、ヘルメットとゴーグルの間にわずかな隙間があったようで、ゴーグルの内側が凍結してしまった。これで使い物にならず。

◆取付き点でのモタモタと環付カラビナの選択
8:00文三郎尾根から、雪の急斜面をトラバースすると取付きのチョックストーンが迫ってくる。思っていた以上に大きい。先行パーティが数組登っているのが見える。ここでM野さんと50mのダブルロープを結ぶ。グローブを付けた手でもたもた装着していると業を煮やした後続のパーティからこうしたらどうかとアドバイス。ATCとの接続をオートロックの環付カラビナにつけた。二つあったスクリュー付カラビナを使い切ってしまったため、やむなくオートロックカラビナを使ったのだが、これが後の苦行の原因となってしまう。

チョックストーン前での最終チェック(他パーティ)

チョックストーン前での最終チェック(他パーティ)

◆核心のチョックストーン
一番手のM野さんは、チョックストーンを難なくクリア。しばらくすると岩の向こうからビレイ解除の声が聞こえ、ロープアップをお願いした。寒くて口が開かず大声がでない。おもむろにチョックストーンに近づき登攀開始。ピッケルはハーネスに差し込んで両手を使って登った。ガバは多数ある。足はアイゼンの前歯で岩をひっかけながら体を持ち上げる。しかし上部は雪がつもっており手がかりがない。これは困った。反則技だが、M崎さんのアドバイスに甘え、ロープをつかんで登り切った。

◆マルチピッチの苦戦
チェックストーンの上にあがるとそこからは岩稜帯。少し上でM野さんがピッチを短めに切って待っていた。人工支点にセルフビレイし、M野さんが巻き上げたロープを反転してビレイしたスリングの上に乗せる。M野さんのダブルロープをATCにセット。ここで問題が生じた。オートロックカラビナになかなかロープが入ってくれない。ゲートを開けるとき親指のハラでこすりながら開けるのだが、冬の厚いグローブでは、分厚い生地がねじれてふくらみが生じ、ロープを入れようとするとグローブの生地が噛んでしまう。これは最後まで悩まされた。(筆者注:オートロックが原因ではなく、これはあくまで筆者個人の技術不足が招いたことです。)

◆マルチピッチの苦戦その2
先行パーティの声とM野さんの声が重なる。また、何よりも風を切る音で声がかき消されてしまう。声が通らないときは、3回ロープを引っ張るとビレイ解除の合図。

◆マルチピッチの苦戦その3
M野さんが順調に登るが、ロープの送り出しが追い付かない。時折、ロープが絡まってしまう。束ねる時にロープの輪がたくさんできているわけで、輪の間に輪が入り込むことで絡まりが発生する。この時、ほどく方向を間違えるとさらにからまる。理屈はわかっているが、寒い中冷静に考えることができず。体が自動的に動くようになるべき。

◆順番抜かしのパーティ
僕のモタモタを見た後続のパーティが途中の岩場で、コンテでいくので先に行かせてほしいと強引に抜いていった。確保は肩がらみ、抜いていく気がねがあるのか、急ぎ足での登攀で少々荒い登り方だ。僕のような初心者が先行しているので、イライラしたのだろうが、M野さんのロープを送り出している上を強引に登っていく姿はマナー違反ではないかとも思う。

◆岩稜帯での時間待ち
難しい岩の前には、順番待ちが発生する。それは3-4ピッチ後の岩の斜面で待っていた。先行2パーティが登攀中。約30分待ち。風が吹きすさぶ岩にビレイを取りながら待つしかない。体の震えがとまらない。ここでM野さんが、イチゴ味のロールケーキをとりだした。たべますか~といつもの声。一ついただいた。考えてみれば朝パンを2つほど食べただけ。加えて暖かい白湯もくれた。極寒の中で口にいれても味はしないが、暖かい飲み物を飲むと体にまわっていくのを感じる。しかしそれも一瞬のことで、やはり風が吹くと冷えてくる。ぶるぶる震える横で、M野さんは、温泉にはいりて~、熱燗のみて~と普段と変わらない能天気な口調。いつもはアホか、と思うのだが、厳しい環境下では、頼もしいというか救われる。

◆果てることのない作業
雪煙る岩稜の向こうに赤岳山頂は見えない。すでに10ピッチ程度登っていることになる。M野さんは、50m一杯まで延ばし登攀を続けていた。風の中の登攀が続く。草が凍りついた斜面をピッケルで刺しながら登る、岩をよじ登る、全て強風の中。右手の指先の感覚がなくなってきている。すると突然先行パーティの姿が見えなくなった。M野さんがロープを片付け始めた。根拠はないが、ここで終わりでしょう、という。疲れと寒さで答える気力もなし。ロープを適当に束ねザックに押し込んだ。実際に一般道はすぐそばだった。

◆赤岳山頂登頂を果たす
一般道に上がるとさらに風が強い。風速20m近くあったのではないだろうか。そんな中、M野さんが、赤岳頂上に行きましょうという。頭の中は、赤岳展望荘のおしるこが浮かんでいたので、なんでわざわざと思ったけど、反論するのも面倒なので行ってみた。すぐに頂上小屋があり、そして頂上はその横。14:20赤岳山頂到着。驚きだったのは、風雪吹きすさぶ山頂に人がいたということ。黄色いウエアを着た男性が一人座っていた。M野さんが当たり前のようにカメラを渡す。ハイチーズ。強風下の山頂でよくやると思う。

赤岳山頂でのツーショット。めちゃめちゃ寒い!

赤岳山頂でのツーショット。風雪ですぐ後ろの頂上小屋がかすんでいることに注意。寒い!

◆天国の赤岳展望荘
14:50赤岳展望荘到着。ホワイトアウトに近い外の世界と違い、小屋の中は天国。泊り客とみられる5-6人がお茶を飲みながら談笑している。M崎さんが注文したおしるこを少しいただいたら、この世ともおもえぬ暖かくて甘い味わいだった。しばらくすると小山さんがやってきた。この日は展望荘泊という。この風雪の中よく登ってきたものだ。

◆本当の核心
15:30、ぬくぬくの山荘を出て下山開始。しばらく歩くと地蔵の頭にでた。このころから強風の中で眼鏡が凍結して見えなくなってきた。暖かい小屋から外にでて、眼鏡ガラスが一気に凍り付いたようだ。地蔵尾根の下り、難しい場所はない、しかし、足元の雪が真っ白に見えて、怖くて足がでない。踏み固められたステップをはずして何度も転倒した。風でトレースは消え、視界も20-30mか。先頭を歩くM野さんが、尾根筋から右側斜面を下りだした。岩場がでてきて、切れたった斜面をトラバース。落ちたら奈落の底だ。ここは一般道ではない、と思っても6人全員来てしまって、そして行き止まり。思考と判断力が低下しているのがわかった。一般道で道がわからなくなっている。4年前にも同じところで経験したことがまた起こってしまった。

◆帰還
来た道を引き返し、トレースなき中をそろりとあるくと鎖が見えた。階段が埋もれている。O田さんが先行して、一般道を見つけてくれた。トレースがついた樹林帯にはいるとほっとした。17:10赤岳鉱泉到着。最後はヘッドランプを点灯。本日の行動時間は11時間を超えた。強風雪の中での登攀、道迷いにおびえながらの下山だった。

◆振り返り
厳冬期マルチピッチ登攀としては、厳しいデビュー戦だった。寒さは限界を超えていた。よくぞ耐えてきたと思う。これも仲間からのサポートがあったからこそ。赤岳主稜を登ったなどというつもりはない。連れて行ってもらったという方がいい。それだけに、実力不足、技術不足を要因とする課題がはっきりとわかった。これを反省として、これからクライミングの練習に真面目に取り組まなければと考えている、かどうか、これから考えることにする。

下山日はいい天気になりました。トホホ。

下山日はいい天気になりました。トホホ。

Special thanks to ;
M崎さん、白馬主稜に引き続き、メンバーに加えていただき貴重な経験をいたしました。ありがとうございました。
M野さん、つたない素人を引っ張って、主稜に連れて行っていただきました。極寒の中でもユーモアの心を忘れず、心強く思いました。
O田さん、50mの黄色いロープを貸していただいてありがとうございました。そういえば美濃戸口と赤岳鉱泉の間も運んでくれたんですよね。ごめんなさい。
K保さん、おいしい鍋、すき焼きありがとうございました。また前が見えなくなった時のサポート助かりました。雪の中の天使に見えましたヨ。
I村さん、車で迎えに来てもらってありがとうございました。最後に荷物を車に忘れてしまって、もう一度届けてもらいました。すみませんでした。

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2015/1/10~12 冬山合宿 八ヶ岳

1月10日(土) ~12日(月) 冬合宿 八ヶ岳 小屋泊で参加。参加者は15名。

初心者を含め、古澤さん、吉松さん、釜沢さん、柴崎さん、やまゆり5名が小屋泊で参加。
赤岳鉱泉は定員(150名)をかなり上回った230名が宿泊。私たちはコタツ付の個室で快適に過ごしせました。

登攀2パーテイ 、初心者パーテイ・・・一般ルート経験者パーテイを組める人がいなかったので やまゆりは単独山行届けを提出。登山計画としては、硫黄岳に登り、風がなければ 横岳をトラバースして天望荘に泊まり赤岳に登る予定だった。

1月 11日(日)

赤岳鉱泉の早朝は風もなかったので初心者のパーテイと一緒に硫黄岳を登ることにした。尾根にでると風があり硫黄岳の山頂は風が強かったので横岳を行くのをやめて 一度赤岳鉱泉に一緒に下りることにした。ラーメンを頂いて小休止、午後12時に赤岳鉱泉を再出発。行者小屋から地蔵尾根を登り 天望荘に午後3時到着した。地蔵尾根の上りは時折下山してくる人達と行き交ったが午後のスタートだったので 前後に登っていく人がいなかった。

見上げるほどに急な上りが継続的に続き、ようやく樹林帯を抜け 雪に埋もれた階段が出てくるころになると風が強くなった。一歩一歩と足を進めて行った。そして若いカップルが追いついてきたので先に行ってもらったが 3mほどのナイフリッジ・・・をトラバースしなければならないちょっと危険な所を通過しなければならなかったので、そこで待っててもらい、風も強く視界もあまり良くなかったので天望荘まで一緒に行動した。

無事に天望荘に到着すると、OACの登攀のパーテイの人達と合流した。暖かいおしるこを頂き無事に登ったことに安堵・・・もし完全に 単独だとしたら あの最後の上り・・・不安な思いにかられたと思う。
地蔵の最後の上りは地図上は真っ直ぐに記されているが詳細は地図には書かれていない!踏み跡は風で消えていくしナイフリッジのトラバースの後、すこし左方向に歩く。冬の雪山の地蔵尾根は夏とは山容は異なる。

天望荘の宿泊はラッキーなことに、小屋からの計らいで個室に案内して頂いた。毛布も布団も暖かく、そのうえ懐かしい” 湯たんぽ” まで サービス。湯たんぽの暖かいぬくもりで熟睡。

1月12日(月)

マイナス20度。強風・・・最悪! 冷たい寒冷前線が通り抜けている。あの急峻な地蔵尾根を強風のなか下山する気にはならない。となると赤岳を登って文三郎を下りる方がまだ安全だ。 昨日一緒になった若いカップルと一緒に行くことにした。

朝8時、風が強いなか小屋を出発したが前を歩いていたパーテイにつられて歩いてしまったら、地蔵尾根の方向だったので引き返し一度小屋に戻った。そのパーテイの人達も小屋に戻ってきた。 風がもう少しおさまるのを待つことにした。9時半、再出発。小屋の後ろを廻り赤岳を目指した。風は強かったが青空が広がっていた。

冷たい風が吹きつけてくる中、赤岳の急な上りを一歩一歩登っていった。八ヶ岳頂上に無事登頂。 文三郎尾根を下山すると風のあたりが弱くなってきた。素晴らしい景色に感動した。針千本のような 樹林帯!雪が覆い被さった樹氷は表情豊かにいろいろな形に見えて面白い。小さいペンギンのようだったり・・・
無事に行者小屋に12時ごろ到着。若いカップルとはここで分かれた。後日素晴らしい写真を送って下さった。

赤岳鉱泉のテント場に1時前に到着したがテントはすでに撤収されていた。青空の中アイスクライミングを楽しんでいる人達を眺めながら赤岳鉱泉を後にした。

3時美濃戸口駐車場に無事到着。雪山の厳しさと美しさにあらためて感動の八ヶ岳でした。

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2014/11/23.24丹沢アイゼントレ

メンバー:O田(PL)、Y田、I村、K保

一日目 新茅荘駐車場9:00→9:15懸垂岩終日トレーニング15:45→戸沢キャンプ場

二日目 戸沢8:00→入渓F18:30→8:55F59:30→10:55F9CSチムニーF10CS11:45      ツメ12:00→12:45大倉尾根登山道復帰13:05→天神尾根分岐13:35→14:15 戸沢キャ ンプ場

11/22~24は世間的には三連休だが、私は土曜日が休めなかったのでニ連休のみ・・・・・ 泊まり山行に行きたかったが、アルプスは雪が中途半端にありそうで却下。フリーで伊豆方面も良かったのだが、そろそろアイゼントレもしなければと考え泊まりなら三つ峠と思ったのだけどかなり混みそう、かと言って日和田や広沢寺で2日間は飽きてしまう。ふと昔師匠にアイゼントレで連れて行ってもらった源次郎沢が頭を過ぎり、初日は懸垂岩で少しトレーニングしてモミソ沢遡行した後、戸沢に泊まって焚き火して翌日源次郎沢遡行にすれば、結構満足出来そうだと思いアイゼントレ計画してみました。

DSCF8260忘年会で二日酔いの私をY田さんに拾ってもらい集合場所の大宮経由して、丹沢の新茅荘駐車場へ9:00到着、装備を整えモミソ沢入り口の懸垂岩へと向かう。私以外のメンバー3人はアイゼントレーニングが初めてなので、懸垂岩にトップロープを張って最初に登山靴で登ってもらう、クライミングシューズと違う感触に戸惑っていたようだが全員無事登り終える。次にアイゼンで登DSCF8274る時の簡単な説明と注意をしてから、登ってもらうとやはり慣れないからだろう動きが固くなり登るのに時間がかかるようになってしまった。当初は各自2.3本登って貰ったらモミソ沢遡行にしようかと考えていたのだが、若干足元が覚束ないので時間がかかりそうだ(汗)各自2本ずつ登り終わった所で11:00になろうとしている。どうしようかと考えて、すぐ左隣にあるモミソ沢を覗き込むと日が当たらなくて寒そうで遡行意欲を削がれてしまう。安全の為にも、もう少しここで練習して明日に備えた方が賢明と考えメンバーに伝えると納得してもらったので引き続き練習をする。もう一本ずつ登ってから、擬似リードに変え更にルートも変えて登り、最後はリードが墜落して動けなくなった時の自己脱出を教えてから、おのおの実践してみて終了。装備を片しロープ及び終了点を回収して戸沢へ移動。

DSCF8276テントを張って焚き木を集めて、火を熾したら楽しい飲酒&お食事タイム!朝はお酒呑みたく無いと思っていたのに夕方になると何故変わるのか?I村さんが沢で冷やしたビールと焚き火で炙ったウィンナーを皮切りに、K保さんが焼きそば作って、Y田さんのじゃがいもホイル包みを焚き火にくべて、野菜やお肉を焼いてワインやらホットウィスキーで出来上がって焚き火を堪能して22:00就寝

翌日6:00起床、曇っていて少し寒いので火を熾してから朝食。がっつり食べてテント撤収して出発、この界隈が初めてのK保さんに地図読みの練習で、I村さんにサポートしてもらい入渓点を探してもらう。看板が外され立ち入り禁止テープが張られてたりで戸惑ってしまったようで途中までは良かったのだが・・・・・あとちょっとです。

DSCF8285F1手前で冬靴にアイゼン装着して入渓。枯葉が雪の様に積もってホールドやスタンスを隠しているので手で払って探して登る。F1通過して歩いていると攀じるのとは違う、岩の上歩きながらアイゼンで微妙にバランスを取る感覚を思い出してきた。F2は濡れそうなので左を巻いてF3、4は適当に、F5はロープを出して右岸リッジを登る。3級だしと気楽にリードしたのだが上まで支点が無かったんですよね(汗)カム類はザッDSCF8306クの中だし仕方が無いので、そのまま登る。右岸リッジ上部にハンガー、リッジ上部右側を登った先に、もう一つ頑丈な支点があります。最後だけ確保なのでセカンド、サードは当初はプルージックで登ってもらおうとしていたのだがロープとの相性か?滑るようなのでタイブロックを使用して登ってもらう。F6は水流左側を登れそうですが前回来た時と同様に左巻き道を使って落ち口へのトラバース、スタンスが悪いのでハンガー2箇所にお助けスリングを設置して通過、F7記憶無し、この辺りから水は枯れてきます。F8は滝なんだろうか? DSCF8357 F9CSは右壁を登り上部チムニーも右壁を登る、F10CSは前回は左を行ったのだが上部の倒木が邪魔そう、スリングもかかっているし登り易そうなのは左だけど右壁もハーケンやらボルトが見えるでの今回は右壁を登る事にしてメンバーに承諾を得る。実際登るとガバも結構あるしカムも効くので登り易いのですが、落ち口へのトラバースのスタンスが微妙に外傾していて嫌な感じ、 DSCF8366終了点は古く錆びたハーケンにリングボルトで信用出来ず(汗)カムで補強して使用する。F5同様最後のみ確保して登攀終了。上部チムニーも程無く終わりツメの様相になる、残りの滝も登って遡行図に載っている滝は全部終ったので、トラバースして終了とし適当な所を左手に突切ってもらう、ザレて足場の悪い薄~い踏み跡を辿って大倉尾根に復帰。昼食を摂って大倉尾根の快適な登山道を下り左に分岐して、木の根っこだらけの暗い天神尾根を急下降すると入渓点付近に到着、丹沢も流石に上部は紅葉が終ってしまっていたが中腹や下部は丁度見頃だったようで結構沢山の人が居ました。

DSCF8335DSCF8336DSCF8281DSCF8378

湯花楽で汗を流してから伊勢原のとんかつで有名なとんかつ 麻釉 伊勢原(まゆ)へ!! とんかつもだが鶏唐揚げやカキフライもボリューム満点!で美味しい!!間違っても大盛りは頼まない方が良いです。はち切れそうなお腹を抱えて、東名横浜町田ICまでの渋滞を回避するべく圏央道海老名ICまで下道で移動して圏央道経由で大宮20:40到着解散でした。

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沢登経験済みとは言え、アイゼントレが初めての3名を連れて遡行できるか?少し不安でしたが、懸垂岩で一日みっちり練習出来たので遡行開始時には不安も減り、更に遡行中のメンバーのしっかりした登り方を見て途中からは楽しむ余裕も出て来ました。昔連れて行ってもらった所に連れて行けるようになったのだから自分も少しは成長したかなと思ったのですが、改めて自分を色々な所に連れて行っていただいた方々に感謝しないといけないなと思い直しました。

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2014/11/22-23 湯河原幕岩、城ヶ崎ファミリークラック

メンバー:I(記)、N澤、外部

久しぶりに週末連休取れたので、ぽかぽかの岩場でエンクラ~

■1日目■ 湯河原

予想外の渋滞にハマリ、公園Pに到着したのが11時前。

初めてのエリア・サンバリーへゆく。
終日貸しきり状態で半袖でちょうどよい気候の中、楽しめた。 ´∀`)ノ

・グレゴリーおじさん【9 ★】 ○
・ドロドロトロ【10a ★】 ○
・ホット・コールド【11a ★★】 ○
ハング越えのスマートなムーブがよく分からず、結局、足ブラで強引解決

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夜は城ヶ崎の民宿でおいしいご飯とお酒を頂く。やっぱりここの民宿はさいこーです。
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■2日目■ 城ヶ崎

前から行きたかったエリア・ファミリークラックへゆく。

うちら以外はスクールが2組で、半袖でもちょっと暑いなーと感じる。
講師っぽい人に、ルートについて話を伺った。
初めは気付かなかったけど、まさかのガメラさんでした。
悟空ハングの場所まで案内してくれたし、アンクル・クラックの終了点も
「使っていいよ~」って言っていただき、ホント良い感じの方だった。

初クラックのメンバーもいて下のグレードからやっていく。

・ビギナーズ・クラック【7 NP】 ○
・ベビー・クラック【8 NP】 ○
・シスター・クラック【9 NP】 ○
・アンクルクラック【9 NP ★★】 ○
シスターより明らかに悪かった。ハング越えの足上げが悪い・・
・ファザー・クラック【10b NP ★★★】 Tr○
フィンガー・ハンド・フィストがあり、ムーブも面白く、評判通りの名課題でした。ムーブは解決したので次回はRP~したいな。
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帰りは魚介を堪能し、充実の2日間でした。

あああ

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