2014/7/24~25 立山 雄山3005m ~ 大汝山 3015m 縦走

7月24日(木)

戸田 午前1時発  一路 扇沢の駐車場に向かう。メンバーは 娘と孫 3人・・・娘は outdoorでなかったが 男の子3人ともなれば・・・孫達も毎年 夏山を楽しみにしている♫ 去年の富士山に続き 今年は 立山 雄山3005m を目指した。ミクリが池温泉 2泊の宿泊 なんといっても 山と温泉セットが嬉しい。信越道を順調に走り 扇沢の無料駐車場に 早朝に到着。7時30分始発のトロリーバスに乗った。黒部アルペンルート ♫ チケットのお得な買い方♫  扇沢~黒部湖 JAF1名の割引を使い往復券、 黒部湖~室堂 ファミリー割引 大人3名分 (子供 無料)・・・というサービスで チケットを買った。JAFが 10%割引になるので提示を忘れすに!

    

黒部湖遊覧船ガルベ に乗って黒部湖を一周 約30分だが 見上げれば立山三山がはっきりと見え、長野県側の赤沢岳~針ノ木岳が迫っていた。ゆっくりと黒部ダムの散策を楽しみロープウエイ~ケーブルを乗り継いで室堂に到着。立山ホテルで優雅なランチを頂いた♫ 午後の立山の山々の上は雲が覆い被さっていた。ミクリが池の青く美しい湖水を見ながら ミクリが池温泉にチェックイン。
温泉と夕食を楽しんだ。・・・・満天の星空が見たかったのに・・・外はガスが立ちこめていた。

      

7月25日(木)

朝から雨・・・一日中雨だった。外はガスっていて視界悪し! 完全な休息日になってしまったが・・・エネルギー補充の良い休息日になった。夕食後 雨も上がったのでミクリが池の一巡り ヘッドランプをつけて夜の散策に出かけた。明日の予行として暗い山道のヘッドランプの歩行、雪渓のトラバース 滑らないように歩く練習になって良かった。

7月25日(木)

3時半起床、4時出発。ヘッドランプをつけながら 夜の明けやらぬ未明の室堂を 気をつけて歩いた。今年は雪が多かったので 雪渓が8 ヶ所もあり 早朝の雪渓はまだ凍っていたので慎重にトラバースした。5:45   一ノ越山荘に着き 朝食のおにぎりを食べてガスが上がるのを待ちながら 2時間も休憩した。

    

7:45 再出発、雄山 3005mに8:55 無事登頂。 お社でお祓いを受けた。丁度雄山神社のお祭りの日だった。大汝山 3015m 10:05登頂 大汝まで 縦走 気分を・・・と言いたいところだったが まだガスが立ちこめているので 眼下の景色を見ることは出来なかった。雄山神社に戻ると 大勢の 学生達が登ってきていた。下山途中 ようやくガスが切れて
立山の雪渓が広がる山々を見ることが出来た。帰りの雪渓は だいぶ緩みザラメのようだったので 2年生のこうちゃんが 先頭を切って歩き自信を持ってトラバースしました。

              雄山 3005m                                                            大汝山  3015m

    

11:34 無事にミクリが池温泉に下山。 無料のソフトクリームのチケットで 皆で美味しくソフトクリームを頂きました♫
室堂 2450mから立山トロリーバスを15:40 乗車して大観峰2316m ~ロープウエイで黒部平 1828m経へ  黒部平から ケーブルカーで~ 黒部湖 1455m  (支柱が1本もなく 7分で 標高差363mを下りる)。黒部湖のダムを見ながら徒歩15分、 黒部ダム 1450m から トロリーバスで扇沢 1433m 。 室堂 15:40~ 扇沢 18:00 標高差917m 下りてくるだけで 約3時間30分 かかった。 “立山黒部アルペンルート” “黒部ダム”の建設の偉業にあらためて感銘しました。
満天の星空! 雷鳥が見れなかったことは 残念でしたが 雪渓のトラバース、 3000級の山のちょこっと 縦走! 子供達には きっと 心に 何かが残る山行だったと思います。
なんといっても 雄山~大汝山を無事に 登れたことは 立山の神様に感謝します。 ありがとうございました。

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: , | 2014/7/24~25 立山 雄山3005m ~ 大汝山 3015m 縦走 はコメントを受け付けていません

2014/7/12 トムラウシ山 2141m

7月9日(水)~16日(水)     トムラウシ山 2141m, 後方羊蹄山 1898m 百名山 2座を踏破

7月9日(水)

羽田をJAL 7:55 発 旭川空港 11:30着 台風8号が沖縄付近に接近中、 大雪から登ってトムラウシを山中3泊のテント泊 の山行計画を立てていたのだが、台風の動きを見ると 最後のトムラウシ山頂から下山する日あたりに 台風が北海道に来そうだったので、急遽 山行計画を変更し、東大雪荘からの南沼 テント 1泊の逆のコースに変更した。台風の今後の動きがとっても気になる中 北海道に飛んだ。 今回は トムラウシだけに集中して 羊蹄山は9月に見送り まずは 台風を見送ってからトムラウシを登ることにしたのだが・・・・結果は、ラッキーなことに 台風は多少影響があったものの、トムラウシ山 2141m, 後方羊蹄山 1898m 百名山 2座を踏破することが出来ました。

今日は、 旭川空港からバスで美瑛に行き”ノロッコ電車” で 富良野の富田ファーム を訪れラベンダーや色彩鮮やかな 花を眺めて観光の一日を過ごしました♫  中富良野 ゲストハウス “夕茜舎は yamayuri お薦めの宿

    

7月10日(木)

北海道は 車がないといかに不便なことか! 美瑛で “チョイ乗りレンタカー” を借りることにした。丸善商事 (TEL:0570-200-055)で Mini car を 1泊2日 ガソリン込みで ¥7000 とリーズナブルな料金でした。 ナビに まずは  “ゼルブの丘 ” →   “ケンとメリーの木” →   “セブンスターの木” → “親子の木”→  “マイルドセブンの丘 ” → ”かんのファーム”  と入力して  “畑の パッチワーク丘”の中を走りながら 美瑛 一巡り   満喫の一日でした。

    

夕茜舍のオーナーは 脱サラをして 都会から北海道の広大の畑の中に 家族でゲストハウスとしてお客様を迎えている。雑誌に掲載♫  お料理はとても美味しい♫

7月11日(金)

台風が来る前に トムラウシの膝元の  “トムラウシ東大雪荘 ”  国民宿舎にcheck  in することにしました。 “夕茜舎” を 出発しようとした矢先・・・東大雪荘から電話が入り 「台風の影響で根室方面の 電車が不通」と連絡が入った。新得まで電車で行く予定だったので困ったが “夕茜舎” のご主人がバスがあると教えてくれたので 急遽 美瑛から バスで新得に向かった。

新得駅に 東トムラウシ山荘から迎えの車が1時に来てくれました。 新得の駅から 車で約1時間 ちょっとかかった。山奥の一軒 東大雪荘は トムラウシ温泉とともに とても快適な 国民宿舎 でした。

    

7月12日(土)

朝 5時出発。東大雪荘の前の急登のトムラウシ登山口から 3.3km  分岐まで2時間歩いた。ず~と急登の登りが続くのだろうと覚悟していたのだが 道は ハイキングコースのような緩やかな道だった。
短縮コースから登って来る山道との分岐から緩やかな登りにはいり1時間で “カムイ天上”・・・神々がおられるような領域のような 名前だ。コマドリ沢分岐の標識から先は雪渓を上って行った。アイゼンなしで歩いても問題なかった。沢沿いに エゾコザクラ、コマクサ、もちろんチングルマ 等々の高山植物が楽しませてくれた。

    

    

トムラウシとキャンプ場の分岐に差し掛かった頃から 雲行きが怪しくなってきたが そのままトムラウシ山頂を目指した。午後2時7分 雨も降り始めたなか トムラウシ山 2141登頂。記念写真をとって南沼のキャンプ地に下山。雨の中テントを設営、隣には すでに3張りのテントがあった。テントの中で濡れた物を拭いたり 吊して乾かした。今回 洗濯ばさみをテントの中で吊せるようにして持って行ったのがても重宝でした。

    
夕方 ガスってはいたが 雨も止んだので・・・水の補給にテントを出て、直ぐそばの せせらぎでは 雨が降ったにしても水は澄んで勢いが良かった。とりあえず “要煮沸”であるからお湯を沸かして明日の分の水も作った。バーナーに火をつけるとすぐにテント内は暖かくなり心地よかった。6時過ぎから 夕食の用意♫ トムラウシの満天の星空が眺められなくて残念でしたが  何がともあれ トムラウシを登れたことに感謝です♫

7月13日(日)

朝のうちはまだガスっていた。8時にテントを撤収して9時に下山。コマドリ沢の雪渓を下りて振り返ると雄大なトムラウシ山が 雪渓を頂き 青空の下に輝いていた。北海道!トムラウシの素晴らしい姿を見ることが出来またまた大感激♫
カムイ天上からは緩急(かんきゅう)の林間・・・緩やかだったり急だったりする山道をひたすら歩いた。途中 山道の草刈りをしている二人の人達と出会った。この雨の中登山者の為に 山道のクマザサを刈って整備して下さっているのだから感謝です♫  暫くすると 草刈りをしていた二人の人達も雨が本降りになってきたので 仕事を切り上げたとのこと・・・トムラウシ短縮コース登山口から一緒に東大雪荘までトラックに乗せてもらい林道歩きのコースを1時間30分短縮♫   雨も止み無事に東大雪荘に下山しました。”  Lucky  ”  ♫   by Yamayuri

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/7/12 トムラウシ山 2141m はコメントを受け付けていません

2014/07/27 安達太良山 阿武隈川支流 杉田川

メンバー:O田L M野SL N澤 K保 他

遠藤ヶ滝駐車場7:15→お寺7:25→遊歩道終点入渓7:45→8:15ナメ10mウォータースライダー8:35→4m滝左8:50→7m滝左9:05→6m滝左9:15→10m滝右9:45→7mトイ状滝左10:10→二股→2段10m10:40→11:05遡行終了点11:15→ツメ作業道(廃道)→11:50仙女平登山道12:00→12:50支尾根下降点→13:25駐車場

今年は東北の沢に行こうと思い立ち計画を何本か考えていた内の一本で、勝手に東北沢シリーズ第二弾と名付けてます前日までの天気は良かったのですが日曜日の天気が微妙でヤマテンでは東北北部及び奥部の山は荒れるとの予報でしたが安達太良山はギリギリ大丈夫そうでしたので行ってきました。

土曜夜発なのだが、私の用事(飲酒)で車が運転出来無いので、代わりにN澤君に私の車を運転してもらって皆をピックアップしてもらい、最終的に大宮駅で私(酔っ払い)を拾ってもらう    東北道に入った記憶が無いのだが気が付くと高速の最終SAでした。ありがとうN澤君!!本宮ICを降りてコンビニで食料飲料(未だ呑むか)を調達した後、駐車場に25:50着テント張ってから、外で蛍を見て少し飲んでのつもりが27:00就寝

6:00起床が6:15起床?アレッ??昨晩より風が強まっている、もしかしたら前線の通過が早まっているのだろうか?出発を急ぎたいが、おにぎりが美味しくて全員で頬張るご馳走様ですK保さん!寝坊した分7:00出発が7:15出発にズレル、空を見ると未だ太陽も出ているので崩れないうちに遡行終了したい!最初は道路を歩いてお寺に行き遠藤ヶ滝まで遊歩道歩く、歩き出して思いっきり酒が残っているのを実感する。脂汗が滲み出るので早く沢に入りたいが遠藤ヶ滝近辺は祠が祭られているので、その先から入渓するとイキナリ滑滝が広がりテンションも上がる!

初っ端からテンション高いM野君ww

キャーッ!!

30分も歩かないうちに最初の目的ウォータースライダースポットに辿り着く、若干水量が多い気もするが自分からやらないと、誰もやりそうに無い雰囲気だったのでハーネスも脱がずに早速滑走~ヒャッハァー!!と思ったのも束の間!?ザッパ~ンっと釜に飛び込んだ瞬間に鼻から水が入り咳き込む大丈夫だと確信したらしく他のメンバーも次々とスライダーを楽しんでいる今日初めての初心者の娘は2回目にはゴーグルをして飛び込んでいた楽しいのだが濡れるとそれなりに寒いので体を暖める為に歩き出す。

初スライダー!

最初は4m滝左側を登る、次の7m滝も左を登る初心者だけ確保する為にザイル出して他のメンバーはフリーで突破、6m滝は側壁をヘツリ気味に登る最初ザイルは出さなかったが初心者の娘が足を滑らしたので登り切った所からザイルを出すも良い所に支点が作れず、へつっている為ザイルが斜めになってしまうので滝の落ち口にてM野君に肩がらみでビレイしてもらう、以降の滝では全て初心者のみ確保する事にする。10m滝は右側から7mトイ状は左から全体的に左側を登る事が多いです。滝は、ほぼ全部登れるので楽しいですが結構脆い所も有りますのでホールドスタンスの確認は慎重にして下さい。ここで最初の二股に来るがもっと手前かと勘違いしてしまう、全部の滝でザイル出していたから時間掛かっていたかと思いましたが、よく考えれば他のメンバーはフリーで抜けているんだから、それほど時間掛かっていなかったようです。その後2段10mは右から登って中段からは右だったり左だったり水流をシャワーだったりして登る、右から左が1番楽で次に右から右最後に右から真ん中シャワーです。

7m滝

 

 

やはりM野君は真ん中の難しい所へと喜んで突入そして他人にも強要するここが終ると滝は無く、落ち着いてきてチョットだけ源頭の雰囲気も出てくる、注意して右岸側を見つつ20分ほど歩くと赤テープ発見です。遡行終了点なので装備を解き靴を履き替える、ポツポツ来ていた雨がここに来て本降りになりだす。降り続かないと思っていたのだが寒さに耐えられずに合羽を着てツメへと突入!今回は赤テープが豊富との事だったので安心していたのだが夏になり笹が伸びたようで所々でロストしてしまうも良く探せば発見出来たので助かりました。整備をしていただいている地元山岳会の方に感謝です。

 

 

 

30分程で仙女平の登山道へ復帰すると、雨もやみ再び太陽も出る。ここで間違えたら、かなり悲しいので地形図とコンパスで確認して登山道を降りる、登山口まで行くと行き過ぎなので870m付近から登山道を外れて右手側の支尾根を下降する。途中駐車場迄あと10分の所でメンバー2人とはぐれてしまい探しに行ったり待ったりと10分ほどのロスがありましたが幸い電話が繋がったので駐車場で落ち合う事にして下降する。林道を突っ切り沢に当たったら少し左に向きを変えて降りていくと橋が見えて駐車場の看板裏へとドンピシャで降りられた。駐車場にはメンバー2人が先に着いたようで荷物を干しながらノンビリと我々を待っていた。今回も又我々以外には誰にも会わず沢を独占していたようで楽しかったしかし裏を返せば何か有っても他のパーティーの助けは借りられなかったのだと思うと降りてきたのに気が引き締まる思いがした。

岳温泉で汗と沢の臭いを流して、御食事処 成駒さんへ(食べログ3.53)名物のソースカツ丼に温泉卵を載せて食す~!!うまいっ自分の中ではソースカツ丼ベスト3に入ります普通盛りでも十分満足!ソースカツ丼(ロース)1000円(ヒレ)1050円温泉卵100円税込みでした。しかし山梨や長野もそうだけど地方のカツ丼というとソースカツ丼が多いなぁと実感、そして先週も山梨でソースカツ丼と鶏もつ食べていたなぁと、各地のソースカツ丼グルメレポ出来るかなと思ってしまった。食事後時間があったので、皆で温泉街を少しフラフラ散歩する。K保さんが味噌饅頭を購入して配ってくれました。味噌が香ばしくて思いの外、美味しくて皆お気に入りの銘菓になりました。二本松ICから高速に入り渋滞も余り無く20時過ぎには大宮到着解散出来ました。

さて第三弾は何処が良いかなぁ~!?甲子温泉方面か奥日光か又々安達太良で湯川か悩む~

      

反省点:初心者には大丈夫か?どうかは聞かず、又本人が大丈夫と言ってもザイルを出す。出来たら入渓前に靴のフィッティング状況を確認する。緩い様なら締め直す。それでも遊ぶ程緩い様なら遡行中止も考える。登山道以外での後続の確認は5分毎でなく2.3分毎にする。特に藪や木が濃くなる所では、入る前に立ち止まって全員揃うのを待つ、10m以上の滝があるなら40mもしくは50mのザイルを携行する。

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/07/27 安達太良山 阿武隈川支流 杉田川 はコメントを受け付けていません

2014/7/21 多摩川水系 水根沢谷

メンバー:U海(L) N田 S田 Y田 T田 I村 W辺(レポート)

釜ノ沢東俣1泊の計画が、夜間の雷雨予報のため中止となりがっかりしていたが、代替え案として出たこの沢。T田さんやY田さんも加わり、7名での遡行。急遽決まったので前日ぎりぎりで予習する。泳ぎ、シャワークライム…とにかく濡れるらしい。慌ててウェアも調達し、当日を迎える。

入渓点へと向かう道路の横断で、あわやリーダー車にはねられそうになり、この日一番のヒヤリ。

8:30 むかし道へと入り、「ここは入渓点ではありません」との看板を通りすぎ、工事の作業用具置き場のような所から踏み跡通りに沢へ降りる。

なんだか水の量が凄まじい。

最初の滝は左壁をへつって登る。水流近くはいいホールドがないようで上がれず。初っ端からずぶ濡れになる。

 

次の二条の滝は中間部からでも、右の水流伝いでも。上部の岩はつるつるでホールドがなく、私はS田さんから差しのべられた手をありがたく掴んで上がる。

 

ミニゴルジュ帯では、登りやすい小滝も多いが、いかんせん水勢が強い。取り付こうとして剥がされ、押し戻されるやら寒さで時間切れに…などなど、濡れねずみなりにアタックを繰り返す。

この倒木を綱渡り風に利用するという非常にバランシーな技も出る。

 

コケティッシュな岩をへつる、へつる。

 

この水流を、足の長さを利用してN田さん跨いでクリア。I村さんあと数センチのナイスファイト。落ちても釜が深く、怪我の心配がないので、思い思いに楽しめる。

 

CSトイ状4mは、突っ張りで。またもや水流で突っ張り体勢に入れない。寒い。ここはロープをフィックスしてもらい、取り付きまでロープ頼りに行く。

 

凍えるN田さんとY田さんの突っ張りの模様。

 

時に日が射し、優しい渓相も見せてくれる。

 

そしてまたへつる。

 

11:10頃、半円の滝。ここも突っ張りで行くが、細かいスタンスがあるし、岩が滑らないので不安はない。

 

ここで待ちに待ったお楽しみの時間。激流ウォータースライダー!「ほんとに平気?」と何度も確認し、N田さんの笑顔と頷きで決意。流れに腰を下ろすと、躊躇する暇もなく押し流される。

 

突っ張り中のT田さんとI村さんのトンネルをくぐってのスライダー。みんな、次々に滑る。U海さんも、半ば強制的に参加。あー、楽しかった。ふと見ると一人、参加せずはしゃぐ大人達を傍観するS田さんがいた。

 

その後も、いくつかの小滝が出るが、やはり水の多さと寒さで難しさを感じるところがある。スタンスを探している間に被る水の冷たさに耐えられず、出直したり。

 

滝裏から手前の水流の向こう側に頭を出して、直登。

 

その後、上流に行くにしたがい更に水温が下がり、水線通しに行くことがちょっとだけ嫌になる。シャワーで登るN田さんの動きを観察し、ほうほう、なるほど。と頷いた後、全員その滝を巻いたり。「裏切り者ー!」の声が遠くから聞こえてきた。

14:00 大堀沢を右に分け進が、高度が上がらず水根沢林道との交差がなかなか見えないので、登れそうな右の斜面を上がって林道へ出る。

大堀沢に架かる木橋が朽ちかけていて、渡るのが怖かった。近いうちに落ちそう。

途中で装備を解き、14:20 下山開始。N田さん、Y田さんは走って下山。あとの5人、山のあれこれ談義をしながら15:05 駐車場に到着する。

気温が高ければもっと楽しかったと思うけれど、嫌というほど水と戯れて、大充実の遡行だった。

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/7/21 多摩川水系 水根沢谷 はコメントを受け付けていません

2014/7/13 表丹沢 水無川本谷 

メンバー:N田(L) S田 U海 I村 W辺(レポート)

事前に、セカンドの確保の仕方とプルージックでの登りの練習をしたい、とリーダーに申し出る。言ったからには予習をしなくては。本とネットと手持ちの装備を行ったり来たりしながら、頭を抱える夜を過ごし、当日を迎える。

朝霞発と上尾発に分乗し、戸沢キャンプ場に到着。私は、セドノ沢の時に入渓点は確認しているので、今回はI村さん先頭で「どこ行くある?」を行う。

8:30 キャンプ場を出発し、ほどなく入渓。はじめに出てくる堰堤は、左に残置鐙もあるが、その手前に新しげな鎖がありそちらの方が安定している。

F2で、先に登ったS田さんに確保してもらいながらのリード練習。上からの確保の安心感がなくても同じように登れなければ、墜ちる。落ち口で半マストでのセカンド確保の練習。

 

続くF3ではI村さんのリード&セカンド確保練習。私のビレイは張りすぎる、とリーダーより注意を受ける。

 

いくつか現れる簡単な滝群を、先頭で歩かせてもらう。斜瀑の一つで、プルージックの練習。なかなか登りにくい。使うシチュエーションは多くなさそうだが、いざという時の為にできなくては。

F5は、右側に鎖があるが、それは手前の方で切れており、代わりにロープが張ってある。とってもいやらしい滝だったけれど、残置スリング、鎖、S田さんがかけてくれたヌンチャクなどなどを掴んで越える。

 

書策新道が横切り、涸れた沖ノ源次郎沢を左に見て、その先すぐに1:1で木ノ又大日沢と出合う。そこは気を付けて左に入るのが本谷。覗き込むと6mチョックストーン滝が見えることで確認。ここは、滝の右側から登り、大岩の上部にある残置スリングを使ってほぼ腕の力だけで身体を上げる。いい足場になりそうな所に、小さな鳥の巣。まだ目も開かない、赤い皮膚に産毛だけの小鳥が4羽動いていた。

 

スリングを掴むまいとホールドを探るI村さん。ある物はなんでも使う私とは対照的。

 

この写真がボツになっていなければいいのだけれど…。大休止中のリーダー。

 

看板だけのF7を過ぎ、1:1で金冷シ沢と出合い、右へ。どれほど恐ろしい沢なんだろう、金冷シ沢…。じきにF8。ここは右から高巻く。最後、脆いトラバースがあり、バランスが取りにくい。

 

最後のF9。見るからにボロボロ。新しく崩れてきたようなガレが堆積している。ここも右から巻く。

 

詰めは、ガレの急登を少し登り、左側の小尾根に取り付く。踏み跡が顕著なので、すぐに分かる。13:40 少し喘ぎながら塔ノ岳の下部の稜線に上がる。ガスっており、山頂からの展望はないし、風もありリーダーの様子からも分かるように、寒かった。

14:10 この後、リーダーとU海さんは、走って下山。あとの3人も、早足でその後を追う。この日は標高差900m以上。下りも急で、ぐんぐん高度を落とせる。

15:30 先のお二人に遅れること20~30分で3名も下山。

お馴染みになりつつあるお風呂屋さんに入り、次週の沢の計画などを話しながら夕飯を摂る。今回も、「訓練」的要素が濃かった遡行。ルート取り、リード、確保、プルージック。パンクしそうな頭を整理しながら、これからも精進していきたいです。皆様、どうもありがとうございました。

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: , | 2014/7/13 表丹沢 水無川本谷  はコメントを受け付けていません

2014/7/6 安達太良山 五百川支流 石筵川

メンバー:O田L K保

7:40母成グリーンライン銚子ヶ滝駐車場8:05→8:45銚子ヶ滝8:50→9:05入渓ポイント遡行開始9:10→10:35二段20m滝(15m?)10:45→7m滝11:15→12m3段11:45→8m滝12:10→二俣13:00→13:40藪漕ぎ開始→14:15稜線登山道14:30→16:50入渓ポイント→17:30駐車場

駐車場に8時前に到着して、9時までに出発すれば余裕かなと地形図に目を通すと、長い………….奥多摩や丹沢の感覚が抜けていなくて遡行時間と下山時間のチェックを忘れていました(汗)地形図で確認した長さから大体8時間前後かなと当たりを付けてスマホでググると、ソロの早い人で6時間、遅いと10時間オーバー、遅出して泊まりの人も居るが大体8.9時間なので9時までに入渓できれば遅くとも18時前には戻ってこれるだろうと装備チェックもソコソコに出発!最近フリーばかりだったので、ザックを背負っての歩きは思いの外息が切れた(トホホホ

時間が無いのに何故か銚子ヶ滝を見物しつつ何とか9時過ぎに入渓する。遡行開始直後は約一時間のゴーロ歩きと小さい滝があるだけでザイルが必要な二段20mは、その後との事だったので時間も無い事だし、兎に角テクテクとひたすら歩きまくるのだが茶色い水苔が結構嫌らしくて、ナカナカ歩行スピードを上げる事が出来ない、しかし水が綺麗なのでテンションは上がっていく!

青いっす

何の気無しに右岸側に誘い込まれると右手にソコソコの高さの滝が見える!時計を見ると一時間が経過していたあぁ〜あれが二段20mかぁぁ、折角ザイル持って来たけど、このまま上に行ったら使わないぞ(・_・;どうする?戻って登るか?と自問自答してみましたがメンドイので通過(笑)しかし10分ほど歩くと上流からドウドウと滝の音がする。近付いてみると前日迄の雨の影響か?何時も水量豊富らしいが更に豊富な2段20mが出てくる。取り敢えずザイルを出して右壁に取り付くが、シャワーになら無い筈が飛沫で濡れる濡れる遡行記録を読むとフリーで突破からザックを下ろして空身で突破まで各種色々だったので念の為ザイル出しましたが、上部で左側からの出っ張りが鬱陶しいけどスタンスは在るので身体を岩から離して踏ん張れば後は手を適当に拾うだけなので、クラック経験者とかならザイルは不要かもしれません。フォローのK保さんもサクサク登ってくる。残置はハーケン二枚にお手製テープスリング一個です。残置ハーケンは結構効いてましたが下向きです。

2段20m

 

 

 

 

 

 

その後は適当にサクサク滝を登って綺麗なナメと釜に感嘆しつつ上流へと遡行する。広葉樹だからか木が覆いかぶさっているが、陽の光を通すので沢全体は明るく、苔が綺麗で屋久島を思い出していた。ふと周りを注意して見ると、両サイド迄の幅が広いので気にはならなかったが両サイドは結構切り立った岩壁だ。何か有っても登り切るか降りるか、どちらかしかないです。

釜入ったらメッチャ冷たかったです。

ナメナメ~

そうこうしてるウチに遡行終了点の二俣へ高度計と地形図に遡行図で確認した後、GPSで現在地を確認して間違いの無い事を更に確認して、ツメへの突入の為にコンパスで方向セットしたらGPSは格納して支沢に突入〜!忠実に支沢沿いに行けば徐々に枯れて30分後くらいには自然と藪コギになりますが、途中2本くらいコンパスの方向への支沢や枯れ沢が入り込んできます。ただ先を確認していけば問題無いです。久々の藪コギ30分はハードでした最後は笹でなく木を避けて登山道へ復帰、装備を解いて靴を履き替えてと思ったら、装備チェックが甘く靴下を忘れたので、面倒臭いしフェルトは自分で張り替えてみる予定だったので、沢靴で下山するも、やっぱりフェルトは泥に弱いですねぇお尻が痛かった和尚山へ登り返して下山する時に遡行した石筵川が緑の谷になって見えていて結構長いね~!と言いつつ良く歩けるもんだと互いに感心しつつ駐車場へ。長い下山と登り返しで汗だくなので、磐梯熱海のかんぽの宿に行きお風呂に入ってから、あたみ食堂で焼肉定食を食べて帰路に着きました。

今回は沢遡行中もですが、登山道に出ても誰も居なくて思わずK保さんに熊鈴だしてもらうくらい静かな山行でした。

 

 

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/7/6 安達太良山 五百川支流 石筵川 はコメントを受け付けていません

2014/7/6 前川大滝沢

メンバー:I倉 S田 沼T I村 K村 N川 U海 F森 N田 F沢 K沢 S水 W辺(レポート)

7月5日土曜、3台に分乗したメンバー総勢13名は深夜、米沢市峠駅に集合する。ホームを覆うスノーシェルターの中にそれぞれテントを張り、軽く親睦会が開催される。中には2時を過ぎてもまだワインやウィスキーを手放さないメンバーもおり、翌日の体調が懸念される。

しかし、予想に反した好天のおかげもあったか、睡眠不足による疲れを知らないOACメンバーの爽やかな笑顔で朝を迎える。

 

8:15入渓

滑川温泉下の橋そばの駐車スペースまで車で移動し、そこから即入渓。朝から結構暑かったので、アプローチが短いのは助かる。入渓前の1枚。会長の「1たす1はぁ~?」の掛け声で苦笑ぎみのメンバーも。

 

心地よい斜度、しっかりとソールを捉えてくれる岩石で快適な滝を次々と越える。気温が上がって飛沫も気持ちよく、みんな表情は緩い。

 

極上のナメ床が幾度も現れる。他所では「千畳の…」と名がつき、名所になりそうな景観であるが、ここでは当たり前のようにそれを味わうことができる。鉄分の多い水質のせいか、沢床は茶褐色に染められている。

 

快適そのものの遡行中に1枚。前のお二人のポージングが意味するところは…?

 

思い思いにナメや釜を楽しんでいると、突如「あ、あぶな~~い。」とN田氏の気が抜けるような声が。抱えられ、釜に沈められ、今まで上半身を濡らさないように気を遣ってきたみっちゃんの努力は、一瞬で文字通り水の泡となる。そしてそれを見て喜ぶOACメンバー…。

こうして、時々誰かがN田氏の餌食となる。

 

そしてそして…いよいよ…という程時間はかかっていないのだが、この沢のメインディッシュ、大滝が姿を現す。

 

9:10 大滝

これはでかい。100mとも120mとも言われているが、どちらでもよい。とにかく圧倒される存在感。しかも、轟音を立てて落ちる荒ぶった様相ではなく、するするとナメ肌を滑り落ちるような水流が美しく優しい。このお天気に来られたことが本当にラッキー。

ここで、会長から「10分くらい休憩」との号令が出る。

 

しかし。泳ぐは、滝に打たれて修行するメンバーはいるは、「あそこまで上がれるよ。」という魅惑の誘いに猛烈なシャワーの中ではしゃぎまくる大人はいるは…で一番の大休止になってしまった。

 

滝の落ち口を見上げると、青い空に躍動する飛沫。こんな所に自分がいることに感謝しつつ先へ進む。大滝の巻きでは、急登をぐんぐん上がった後にいやらしいトラバースがあり、ロープを張ってもらって越える。滑りたくないなあ、と思っているとそういうイメージに絡み付かれる。私にはイメージトレーニングが重要かもしれない。「滑らない!」と自信を持って足を出せる気持ちの強さを身につけたいものです。

 

へつり困難な釜では泳ぎも。太陽があったのでまだいいが、どっぷり浸かるのはやはりまだ寒い。取り付きも滑るしスタンスも見つかりにくいので、水から出るのに時間がかかると凍える。メンバーの動きを見つめる先輩たちを写真で改めて見る。安全で楽しい山行のために力を尽くしてくださっていることに、本当に感謝します。

 

そしてまた、幾つもの滝を行く。

 

敢えて、快適ではない方を登るメンバーも。あまり発声せず我が道を行く系のI村さん。

 

この落ち口の手前では、直登できそで、でも水量が多くそれは断念し右から巻いたのだが、ロープを張ってもらってもなかなか危なそうな足場のトラバース。それを見たS田さんが、工作し直し、全体重をかけてロープを掴んで行けるようにしてくれた。臨機応変な技術と行動力に見とれる。

 

女性メンバー揃って、F沢さん指導の「モデル立ちで」。様になっている4名と、恥ずかしさからか、どうしてもできないF森さんとW辺。

 

頭上に吊り橋を見ると、その先は巨岩帯になり、一つ一つの岩を越えるのに時間を要する。ボルダーチックな岩越えや苔の多い景観、一気に水温が下がる変化など楽しみは多い。

15:30 遡行終了・登山道に出る

今回、潜滝までは足を延ばさず、樋木沢へと入る。3つほどの滝を越えると登山道と交差する。登山道の入り口は、下を向いていると見逃してしまいそうで要注意。

 

17:20 滑川温泉着

下山は1時間半くらい。途中、足を痛めてしまいゆっくりと下山するメンバーと付き添いのS田さんを待つ間、非情にもN田さん以下2名はビールを飲み始める。先に滑川温泉で身体を温めてきたメンバーに羨望の眼差しを向けながら。

日帰り入浴の時間がとっくに過ぎているにもかかわらず、旅館の方のご厚意で全員入浴できました。ありがとうございます。

今回の沢は、どの滝も、長く広いナメ床も、深緑色の釜も、どこを切り取ってみても素晴らしかった。1日でそれらを味わい、とても贅沢な遡行となった。

13名という経験のない大人数での遡行。梅雨時で水量も多く、過去にこの沢の経験があるメンバーは「いつもより難しかった」と。的確な判断と安全確保をしてくださった先輩たちには本当に感謝します。

 

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/7/6 前川大滝沢 はコメントを受け付けていません

2014/6/26 丹沢 玄倉川 小川谷廊下

メンバー:N田(L) F森 W辺

前回の丹沢デビューに引き続き、この週も丹沢へ。

丹沢一の美渓と謳われ、有名な大岩・ナメや小滝が連続するゴルジュで快適な遡行が楽しめる…との情報。計画段階にわくわく気分でリーダーに連絡をしたところ、「そんなにほのぼのではないでーぷ。」という返信…。

また一気に緊張モードに突入し、遡行図やネット情報を漁る。「大丈夫かな、私?」度は今回もやはりだいぶ高い。

6時、川口の道の駅で待ち合わせをし、平日の首都高渋滞を「皆様お仕事ご苦労様です!」とやり過ごして玄倉の先、穴ノ平橋駐車スペースへと向かう。

9:15 歩行開始し、簡易トイレ裏からヤブ沢へと降りる。堰堤を4つほど下り越え、5つ、6つ…あれ??多くないか?   広河原に出た所で後方を振り返ればよかったが、小川谷の出合を通りすぎてしまっていた。

 

気を取り直してルート修正。ちょっと休憩をしつつ10:35 小川谷入渓し遡行開始。

チョックストーン滝は、岩右側にある倒木を使って登る。つるつるでホールドが見当たらず、F森さんにお助け紐をもらう。

 

せっかく岩右側から登ったのに、懸垂で降りていくリーダー。「せっかくだから」という、まだ私には理解し難い理由で岩左側を登り直しにかかる。

 

そしてザブザブ濡れながら、乏しいホールドの中を再度登る。

 

F森さんも行く。「せっかくだから」。私にとっては、「せっかく登ったのに降りちゃうんですか…。」ですが。いずれ。

 

写真では伝わりにくいかもしれませんが、結構な水流。

 

陽だまりで濡れた身体を温めるF森さん。水も滴る…です。

 

その先、いくつもの滝を越える。美しい佇まいの滝に数秒間見とれ、緊張感に引き戻され…が続く。それでも、高度感のある滝は多くなく、私でも恐怖心は抱かずに遡行できる。

 

どの滝をどんな風に登ったかなんて、もう覚えていない。それくらい滝が連続する。飛沫を浴び、時に釜に浸かり、フリクションを信じよう信じようと試みながら滑りそうな一歩に体重をかけ。

 

裏側を通れる滝。特に通らなくてもよかったので左壁を登る。

 

13:15 有名な大岩に到着。真ん中にロープが垂れている。

 

公園のアスレチック気分で、ここばっかりはにこにこ顔で登った私。

 

岩棚のゴルジュ帯に入る。狭い渓に光が入り、それはもう、いい雰囲気。

 

リーダーがトップで越えたこの滝、右側残置ハーケン目指してルートをとると良くないながらもホールドが見つかるが、水流に近づくとまったくのつるっつる。この局面で…と思うような体勢でリーダー突破。見ているだけで心臓が口から出そうになる私。

この後は、また小滝が続き、小ぶりなトイ状・ナメも楽しめ、にこにこ遡行。岩塔ではサイレントの復習のため、最後に残る。声の聞こえないところはやっぱり緊張する。こうやって、少しずつ鍛えてくれようとするリーダーの愛のムチをありがたく受ける。

最後の8m滝は、時間切れを理由にし、左から巻く。巻きもちょっといやらしいが、沢に降りる所にはトラロープがセットされている。

15:35 東沢と出合い、遡行は終了。詰めもなく16:00、中ノ沢経路を使って下山開始。崩壊しかけた斜面トラバースもあるが、そういう所にはロープが張ってある。

16:30駐車スペースに無事帰還。下山路で一緒になったと思われるヒルに、ごめんなさいをしつつ飽和状態の塩水をかけて山行終了。

小川谷は、遡行距離こそ短いが、綺麗なナメや幻想的な雰囲気のゴルジュ、名物の大岩に快適に登れる小滝、そして登攀要素も高めの滝…と、遡行の楽しさを凝縮したような沢だった。

時間ぎりぎりで入った中川温泉ぶなの湯で、臭みを取って帰路についた。

カテゴリー: 山行レポート | タグ: , | 2014/6/26 丹沢 玄倉川 小川谷廊下 はコメントを受け付けていません

2014/6/14 上の原ほろ酔いコンサート&上州武尊 (その1)

当サイトは、「ぐるなび」ではない。

だが、当 大宮アルパインクラブでは
山以外でも、会員が楽しく懇親している事を告知したいため
山岸が報道する。

●場所    群馬県水上、上の原山荘
●イベント名 上の原ほろ酔いコンサート 
●参加者   内海(プランナー)、小山、田中、吉田(雄)、吉田(紀)
       市村、野田、ダイアン、大原、山岸 (熊白郎、茶郎)
—————————————————————————————————————————–

今回の企画を内海さんから聞いたのは
3月初旬の事である。

内海さんの母校、名門R大の所有する山小屋が
格安OB料金で借りられるとの事だ。

母校の山小屋の活性化と、6月生まれの誕生会
そして大宮アルパインクラブの懇親会というコンセプトで
メンバーを集い、この6月14日に決定した。

参加特典:1.低価格会費で、高品質なお酒が一晩中楽しめる。
     2.新鮮食材を生かした料理と多種のお酒のマリアージュ。
     3.道路に近い、歩かない小屋なので、雨でも飲んでいられる。
     4.上州武尊の登山もできる。
     4.OACのメンバー「コル」のコンサート。

梅雨の最中だが、日ごろの行いがいいためか、
天気は両日とも晴天で合計10名の参加となった。

 静かな白樺の森の中

16:20 現地に到着。

  

  1960年築と聞いて驚いたが、
  今風に言えば「デザイナーズ山小屋」である。     
   サザエさんのエンディングに出てくる
   ♪サザエさんは、ゆっかいだ、な~~♪の家みたいだ。(わかるかな?)

   リビングからの景色もGOOD!

   軽く掃除をしてCDをかけながら
   早速、夕餉の支度である。
   
   内海さん監修の中、野菜を洗う、切る、盛る、酒を冷やすなど 
   首尾よく行われた。   
  

  吉田(雄)さん、いち早く手伝いを申し出る。

  やまゆりさんが、ぷっくり太ったエリンギにバカウケ(笑)

  ダイアンさんが、にっこり。
  「わたし、こういう小屋、大好き!」

  田中、大原両人は、既にフライングビールである。
  吉田(紀)さん、サラダの盛付が美しい

—————————————————————————————————————
   
   お酒にあう前菜は、各自が提供。
   そして高級酒のセレクトは内海さんが一手に引き受けてくれた。

   その一部を紹介しよう。
   
   吉田夫妻提供「岡山直送のままかり」&八海山
          (甘口しょうゆで赤ワインにも合う)
   
   田中さん提供「ウサギ肉のパテ」&サンジュリアン 赤ワイン
         「サーモンのパテ」&南アフリカ・シュナンブラン 白ワイン
                             他多数。

    本日の献立 
 

1. 新鮮レタスと新たまねぎサラダトマト添え
2. エシャロットときゅうり・人参スティックサラダ2種類のディッップ
3. 高級牛肉の鉄板焼き
4. 太ったエリンギ・新たまねぎ・新じゃが等の8種野菜焼き
5. フランスパン
6. 白米

(あっ、今思い出すだけでも、飲みたくなる・・・・)

高級牛肉の鉄板焼

17:30 首尾よく夕餉が整った。

   イタリアのスプマンテ3本で全員の乾杯!(おしゃれー)
      温暖な地方の泡は美味。太陽のエッセンスを感じる。

ここから、延々と夜中まで宴は続く・・・・

   内海、田中組は
   ウサギ肉パテ+しょうゆエッセンスソースで
   繊細なサンジュリアンのワインを勢いよく空けそう! なので、報道山岸が介入する。
   
   

  飲む、食べる、食べる、飲む、飲む、飲む、

                          飲む、飲む・・・日が暮れる。

   ここから先は、すさまじいので省略。

20:30 岩トレ組から戻った 野田、市村2名が到着
    そして10人全員が集まった。

21:00 大原・山岸の「コル」のほろ酔いコンサート開始。

登山する熊のコーラス隊

「熊白郎=くまじろう・茶郎=チャロ」も参加
    (コーラスの声を聞いた人はいない)
    
     

図書館で借りた5枚のCDと、 山の歌集から選んだ「岳人の唄」等を数曲セレクトする。
       
    

  コルは、今回のイベントの為に書下ろした
    オリジナルの歌「夏山」を披露。
    
    

 その後「夏の思い出」遥かな尾瀬~♪を全員で合唱 最後は、6月生まれの内海さん、野田さん、大原さんにハッピーバースデイを合唱   

 ほろ酔いコンサートは、深酒コンサートに移行した。

22:00 バータイム 
    18年物のウイスキーが開封される
    そこから先は・・・・・(爆!)
  
    残存者は5名。
    
    市村さん、OACの将来について語る。

    今日に限っては、野田さんの破壊的なお酌無くしても
    泥酔2名の撃沈者が出た。
           
  
  (その2:上州武尊山登山)に続く・・・・近日公開予定
————————————————————————————————————————–
基本情報 上の原山荘

〒379-1721 群馬県利根郡水上藤原3832-9
          電話:0278-75-2705

http://www.rwv.jp/

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/6/14 上の原ほろ酔いコンサート&上州武尊 (その1) はコメントを受け付けていません

2014/6/17 荒船山 1422.2m

6月17日(火)

朝 7時に 洞谷さん、美紀さんを 北浦和駅で迎え 荒船山に向かった。

西上州では日本200名山に数えられている荒船山 ・・・遠くから見る山容は、軍艦を思わせるような興味を惹かれる山だ。妙義山から見える荒船山、気になりつつもなかなか行きそびれていた山だった。2009年に人気漫画家クレヨンしんちゃんが滑落して亡くなった山でもある・・・
前回 天覧山の清掃登山にも参加された 美紀さんを・・・ハイキングから少しグレードアップの山へと・・・「少し・・・」 の予定だったが、美紀さんにとって、今回は、いきなり登山入門の第一歩から三歩ぐらい上がってしまった山行だった。
上信越道 佐久ICを下りて 国道254を 30分ぐらい走り、内山トンネルをでて左折・・・まずは、この左折するところを通り過ぎてしまい、戻りつつもその先の道をまがったので内山の駐車場でなく、荒船不動尊の駐車場に来てしまった。駐車場は、20台ぐらい止まるスペースが有り、荒船山の登山道の一つだった。

梅雨の谷間の晴れの日、お天気は心配ないようだ。星尾峠に上がり約1時間30分で荒船山の「経塚山 1422.5m」に到着。経塚山は 船で言うと船首にあたり、 艫岩(ともいわ)は船尾にあたる場所で 200mの断崖絶壁の展望台で見下ろすと国道254が 山の間をぬって走っている景色は素晴らしかった。

経塚山には小さな祠があり、おやつをしっかり食べて小休止。その後、 ほんのちょっとのケアレスから 道を間違えてしまった。経塚山からトライアングルで10分で分岐に出るはずだったのだが・・・下りの山道、まだ山歩きに慣れていない美紀さんに慎重に下りて行った・・・なかなか星尾峠の分岐に合流しないと思いつつ 山道をそのまま1時間も歩いてしまった。ようやく標識が有り、道を間違えたことを確認!・・・仕方なく40分で上り返し、経塚山に戻った。途中、洞谷さんが美紀さんのリュックを持ってあげるという心優しい サポートがあり美紀さんも頑張りました。

星尾峠にようやくでて、ここからは平坦なブナ林の中を 気持ちよく歩いた・・・と言いたいところだが、前途の道に 時々 毛虫が宙にぶら下がっていた。「艫岩展望台200m」 の標識が出てくると急に前が開け展望台に出た。おそるおそる 断崖の下を覗き込んだ・・・なかなかの素晴らしい景観だった。艫岩に到着 2時40分、お湯を沸かしてラーメンを食べた。午後3時 艫岩から来た道を戻り 1時間20分で 荒船不動尊に5時に無事下山。

今回  リーダー自身が初めて登る山に 、まだ山歩きに慣れていない初心者を連れて行ったことは リーダーyamayuri の 反省すべき点であった。それでも美紀さんにとって いろいろと実体験で学ぶことが多かったことだと思います。帰路は 「荒船の湯」に立ち寄り、温泉にゆっくり入っていたら、急に激しいにわか雨が降り始めた。山歩きの途中でなくて 本当にラッキーだった。ともあれ無事下山!良い山行でした。

 

カテゴリー: 山行レポート | タグ: | 2014/6/17 荒船山 1422.2m はコメントを受け付けていません